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バーナードライバー2007年モデル(テーラーメイド)

飛距離

方向性、操作性を重視したr7シリーズに比べて、こちらのバーナーシリーズは、明確に飛距離性能重視の設計。これまでバーナーシリーズというと、テーラーメイドのUSバージョンというイメージが強かったが、今回のバーナーは、TPという冠もついて、新たなブランドとして差別化を図っている。 試打を繰り返し、データを集計すると、特にクラブヘッドの重みを感じてゆっくりスイングするプレイヤーに対しての相性が良く、スペックがぴったりと合えば大幅に飛距離を伸ばすことが出来た。メーカーの設計どおりの結果となった。
クラブレングスが45.5インチ、そしてバランスがD5〜D7、それでいて総重量が290g台と、決してオーソドックスとは言えないスペックであり、全てのプレイヤーが飛距離を伸ばせるというわけではない。力のあるハードヒッターでパッパッと切り返しの速いプレイヤーはかえって飛距離が出なくなる可能性もあるが、試してみる価値は充分ありそうだ。
ヘッド重量も普通のドライバーよりも重めに設定されており、独自の設計で飛距離を伸ばそうという意図が伺える。クラブレングスでヘッドスピードを上げ、総重量は軽いが、一番飛距離に影響を与えやすいヘッド重量を上げることで、飛距離を伸ばそうという事だろう。

やさしさ

ヘッド自体は460ccであり、ヘッドの投影面積もやや大きめながら、球はバラけやすい設計のようである。試打スタッフのレポートも、プラス評価のものはあまり無く、クラブのバランスに慣れるまで時間がかかりそうである。
芯をはずした時でもヘッドの慣性力で球を前に押し出す力は強いと感じられるが、同時にヘッド特性の鈍さにもつながっている。慣性モーメント値は5100g・cu程度でナイキのサスクワッチについで大きな数値を誇る。
ボールの捕まりは良いほうではない。スライスを止めたい人には不向き。
球はTPにしては上がりやすい。r7TPシリーズよりは回転数が多いと思ったほうが良いだろう。
結論としては、より易しいクラブであるとは言い難い。

操作性

まずクラブ全体の特性は鈍く、スイングプレーンの安定しているプレイヤー向きである。ダウンスイングの途中でプレーンを修正するのはあまり得意ではないので、どうしても中級者〜上級者向きのクラブといえよう。
クラブ重量を軽量化しさらにシャフトを硬くトルクも絞ることによって、多少は修正を図っているが、どうしてもアンバランスさが気になるところか。
あいまいな表現なのでRatingGateではあまり用いないが、「バランスの良さ」という概念があるならば、こちらはお世辞にも良いとは言えない。

構えやすさ

フェース角は素晴らしく表示どおり、ほぼストレートか若干スライス目。(メーカー発表値はスライス1.0度)
フェース厚が57mm前後で若干のシャローフェースで見た目もやさしそうに感じる。
ヘッドの座りもよく、充分上級者が満足できる仕上がり。
唯一残念なのは、不可解なクラウン部のカラーリング。普通、ヘッドのカラーリングはカーボンコンポジットの接合部を目立たなくさせる為や、投影面積を大きく見せたり、フックのフェイス角を出来るだけストレートに見せるために施すのだが、このバーナーTPに関しては全く意図が感じ取れない。
派手好きなアメリカ人にはうけそうなデザインだが、間違いなく日本人には不評であろう。

打感

テーラーメイドのヘッドの打感は総じて評判が良い。
総重量が軽いこともあって、r7TPのように重厚な柔らかさではないが、適度に柔らかく、適度に硬い。球の弾きはそう良いほうではないが、ヘッドの重量感も手伝って、心地よい打球音である。
特に特徴も無いが、レポートは殆ど高評価であった。

適性H/S

特にヘッドスピードに制限はないだろうが、それよりもスイングタイプによってクラブの性能を引き出せるかが決まる。前述したように、スイングプレーンが安定して、ゆったりクラブの重みを感じてスイングするプレイヤーに向いている。
シャフトに関してだが、軽量スペックであるTP50にもXフレックスがラインナップされているのは注目に値する。Xフレックスで304gというのは明らかにバランスとしてはノーマルではない。
これはテーラーメイドの設計者により必要性を感じた事によるのだろう。少しでもシャープさを出すための策なのかもしれない。

推奨スペック

バーナーTPのユーザーには、アンバランスなスペックが合わずにリシャフトする人も多い。ただし、RatingGateは、飛距離性能の高さを維持する為に、まず出来るだけ純正スペックでの試打をお勧めする。
テーラーメイド社のスーパーファストテクノロジーでは、長尺化することにより5ヤードの飛距離アップを計算しているが、みすみすこれを放棄する必要はないのである。
また、この長尺化による方向性の欠如を補填する為に色々と設計されているので、別のシャフトでただ長くすれば良いというものでも無い。
必ず、購入の前に広い練習場、もしくはコースでの試打を薦めるところである。
クラブ性能レーダーチャート
※飛距離の基準について
 H/S 42m/s以下の方
 H/S 43〜46m/sの方
 H/S 47m/s以上の方
Fitting Map
※Fitting Mapでは、各要素のが縦に一直線に並ぶほどバランスが良い設計とみなされます。

総評

テーラーメイドはこのスーパーファストテクノロジーによって、多くのプレイヤーにこれまで未到達の飛距離性能を提供するだろう。実際にレポートを集計しても、飛距離性能にプラス評価を与えるものが多かった。
反面、やさしさや方向性に関してはマイナス評価をつけるレポートもあり、シャフトが合わずにリシャフトをしたいと思う人が多いようだ。
なんども前述している通り、このクラブはユーザーを明確に制限する。購入前の試打が重要となってくる。そのかわりスペックが合えば多大な恩恵を受けられるだろう。
また、この純正スペックのまま使用するのであれば、他のFWやアイアンなどとのバランスも考慮に入れなければならない。ドライバーがD6で、アイアンがD0というスペックでは、どうしても感覚に差が生じてくるのは明白である。
ちなみに、テーラーメイドのバーナーTPは、USバージョン(平行輸入モデル)もある。こちらは珍しく、シャフトも同じ銘柄のものが装着されているにもかかわらず、値段はUSバージョンの方が安い。
性能的にどう違うかは不明で、こちらは日本のテーラーメイド社も把握していない。ただ、バランスがほんの少しだけUSバージョンの方が重いのと、シャフトの硬さも若干USのほうが硬いというレポートも上がってきている。
例えばヘッドは力のあるユーザーが多いUSバージョンの方が多少の補強などがされていてもおかしくはない。その関係でバランスが重くなっているのかもしれない。
注意しなければいけないのは、USバージョンは日本で破損された場合はメーカー保障の対象にならないという事である。サポートに関して絶対的に他のメーカーに対してユーザーのアドバンテージがある、テーラーメイドの商品なので、多少の価格の違いならば、日本の正規モデルを購入されることをお勧めする。
USバージョンに対して、安くて性能の劣る製品を作らない、製品に対して手を抜かないテーラーメイドの姿勢は評価に値する。

ギア情報

テーラーメイド
バーナー2007年モデル
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