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ロフト (±0.5)
ライ (±0.5)
Offset (±0.5)
ヘッド重量 (±2.0)
ネック外径
ネック内径
ホーゼル深さ
#4
21°
60.5°
5.2mm
254.0g
13.5mm
9.5mm
30mm
#5
24°
61°
5.0mm
260.5g
13.5mm
9.5mm
30mm
#6
27°
61.5°
4.8mm
266.5g
13.5mm
9.5mm
30mm
#7
31°
62°
4.6mm
272.5g
13.5mm
9.5mm
30mm
#8
35°
62.5°
4.4mm
279g
13.5mm
9.5mm
30mm
#9
40°
63°
4.2mm
286g
13.5mm
9.5mm
30mm
PW
45°
63.5°
4.0mm
293.5g
13.5mm
9.5mm
30mm
AW
50°(バンス6°)
63.5°
3.5mm
295.5g
13.5mm
9.5mm
30mm
SW
56°(バンス10°)
63.5°
3.0mm
295.5g
13.5mm
9.5mm
30mm

シャフト
番手
#4
#5
#6
#7
#8
#9
PW
AW
SW
NS PRO
950GH S
長さ
38.25
37.75
37.25
36.75
36.25
35.75
35.25
35.25
35.25
バランス
D1
D1
D1
D1
D1
D1
D1
D2
D2
MachLine 
501A

Rシャフト、トルク3.2、50g、先調子
長さ
38.5
38
37.5
37
36.5
36
35.5
35.5
35.5
バランス
C9
C9
C9
C9
C9
C9
C9
D0
D0

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RatingGate読者であればいまやもう伝説となりつつあるエポン社の軟鉄鍛造、ステンレス複合アイアン。奇抜な設計は特になく、今どきのポケットキャビティで、売りはもちろんその軟鉄鍛造技術にある。

メーカーの意図としては飛距離性能に重点を置いている。またフェースは極薄、重心は低くしており、限られた上級者ではなくともクラブの恩恵を十分に受けられる設計となっている。



メーカーの意図通り、飛距離性能は極めて高い。

3Iの設定はないものの、全ての番手において標準的に飛距離性能が高く、ボールの高さや回転数もオーソドックスで平均的。

切れの良さで飛ばしていく感じはないが、ロフトが少なくなるロングアイアンでもしっかり球が上がってくれる。

フェース素材からバックフェースのデザインまで全て計算された上で飛距離性能を向上させているような完成度の高さを見せる。

大手雑誌のアイアンの飛距離グラフなどには掲載されないクラブであるので参考までに比較を明記しておくと、ゼクシオフォージドより平均で3ヤード程キャリーが出た。



メーカーHPではボールの上がりやすさを強調しているが、プロスタッフの試打やエージェンシーのレポートを統合すると、球の高さは普通程度。あまり極端にポーンと高く上がりフラフラと落ちてゆく感覚はない。

ミスには寛容である。直進性が高いといったらよいだろうか。鋭敏なヘッドではないがまっすぐにドカンと球が出て行くイメージが強い。

つかまりも良く、パワーフェードを打ちたい、又はスライスに悩むプレイヤーにはもってこい。



ボールの回転数は適正で、球質としては扱いやすい部類に入る。

ステンレスの球離れの速さからは想像出来ないほど食いつきは良く、トーナメントプレイヤーの使用にも十分応えてくれるほどラインは出しやすい。

ただ、ボールの捕まりが良い点では上級者には好みが分かれるところか。ドライバーやFWとの相性を十分に考慮に入れたい。



ソールは若干厚めでグースも強い。ナイキのVRやミズノのMPなど、とことん競技志向にこだわるプレイヤーにはお勧めできない。

ただ、最近はトーナメントプレイヤーでさえ出来るだけ簡単な道具を使用する時代である。RatingGateプロスタッフの中にはむしろこのくらい捕まるイメージが出しやすいモデルの方が安心できるという意見もあった。

グース度合いはヘッド形状によくマッチしており、簡単でありさえすれば良いというアメリカンモデルとは全く違う。日本独特の審美性さえ漂う。



フェース面にはステンレスが採用されていることもあって、軟鉄鍛造モデルよりは若干硬い。

しかしながら適度に配分されたウェイトと極薄のフェースの作用からか、驚くほど食いつきは良く上級者でも殆ど不満は出ないだろう。


ただ、真芯でヒット出来た時とその周辺部での感覚に違いを感じるには多少鈍感なヘッド特性であり、針の先のようなスイートスポットに当たった快感を得て満足度を高めたいストイックなプレイヤーにはお勧め出来ない。


ヘッド自体、適正H/Sによってプレイヤーを分類するものではない。プロ顔負けのハードヒッターから、いぶし銀の熟年ゴルファーまで、向上心のあるプレイヤーなら一度は打ってほしいモデルである。

遊びでゴルフをするにはあまりにももったいない。クラブの出来映えと自らのゴルフに対する愛情を正比例させたい。



注意しなくてはならないのは基本スペックがカーボンとなる点。標準カーボンシャフトとマッハラインの501Aがラインナップされている。

今回は試打の都合上、マッハラインのモデルは分析していないので言及は控える。
(市場の評価では純正カーボンよりもこちらの方がマッチングは上。)

標準カーボンシャフトよりも断然お勧めなのは市販のアイアン用カーボン。多くのトップアマはすでにこのクレイジーやクワドラ、GD社のADを使用している。

ただ、
GD社のADシリーズはまだまだ製品にばらつきがあり、強くお勧めは出来ない。せっかく製品誤差の少ない高精度アイアンヘッドに装着するのに、シャフトのせいで質を落としたようではたまったものではない。まだまだ大手メーカーのプロパーモデルの品質とはこんなものなのであろう。その点クレイジーのアイアンシャフトについては、EPONや三浦のヘッドと組み合わせれば、鉛調整なしでも驚くほどの均一性を発揮できる。

ちなみに、ヘッドの設計はカーボン用であるが、トップアマの中にはスチールシャフトを挿入しているプレイヤーも多い。RatingGateの試打でもスチールシャフトでも全く問題なく性能を十二分に発揮できた。ただ、作成時に経験豊富なクラフトマンによる微調整(バランス、チップ径など)が必要であることは言うまでもない。



注意深く細部まで観察してみても、特に粗は見つからない。もちろんヘッドの均一性は日本でも最高レベル。塗装に関しても丁寧で文字がはみ出しているようなこともない。

バックフェースのデザインとしては可もなく不可もなくといった感じではあるが、EPONというロゴを見ても日本のゴルファーの殆どは、このアイアンが極めて高品質のスペシャリティモデルであるとは認識出来ないだろう。








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EPONというメーカーを知らない人の為に説明しておこう。EPONは、日本最大手のOEMクラブ製作所、遠藤製作所のオリジナルブランドである。遠藤製作所はこれまでブリヂストン、ミズノ、ヤマハをはじめ、日本の大手メーカーのウッド、アイアンの生産を一手に引き受け、その均一性の高さ、鍛造技術などは三浦技研と並んで世界一の呼び声も高い。

そのメーカーが作ったこのAF−701は、誰もが安心して長い間使用できる、高精度アイアンと言える。同じスイングをした時に同じ球が出る。ミスをクラブのせいにしないという、ゴルファーの成長を後押ししてくれるような完成度である。

今までキャロウェイの初代ビッグバーサに代表されるような、野暮ったいポケットキャビティ型の形状も、遠藤製作所にかかればご覧の通りの出来栄えである。

EPONのアイアンは、ドライバーと同じくいたってシンプルであり、基本性能の充実に努めている。高い飛距離性能もただ単にロフトを立たせて飛距離を稼ぐというよりもむしろ、素材や製法を吟味し、高い次元で一つのヘッドを設計した結果と言えるだろう。

RatingGateは初級者から上級者まで、強くこのAP−701アイアンを推奨する。



唯一懸念点と言えばEPONの営業姿勢。もともと販売業ではないためどうもサービスの仕方がわからないらしい。そもそも悪気は無いようだが、これからの動向に注目したい。

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