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Model PP-9001
Material 軟鉄(S25C)
Process 精密鍜造 W.D.D. Accurate Forged +NC加工
Finish Wニッケルクロム・サテンミラー仕上
Contents
 #3  #4  #5  #6  #7  #8  #9  Pw  Aw  53°  
Loft( °)
 19  22  25  28  32  36  40  45   50  53
Lie( °)
 59.5 60.0 60.5 61.0 61.5 62.0 62.5 63.0 63.5 63.5
Weight
(g)
for Steel
 244. 250. 257. 264. 271. 278. 286. 295. 296. 296.
for Carbon
 246. 253. 259. 266. 273. 280. 287. 296. 297. 298.
Face Progression(mm)   2.5(#3)〜5.0(53°)
Production Year   2007年
Production Country   JAPAN

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長年日本ゴルフ市場のアイアン部門を牽引し続けた三浦技研が新ブランドとして発売したPP(PassingPoint)

精密鍛造にNC加工を施し、ワイドキャビティ・ワイドスイートエリア・低重心化の実現で、飛距離と方向性を高次元で両立。アドレスしやすいフォルム、セミグースネックで捕まりがよく、高弾道で安定した球筋とスピン性能が、ゴルフのゲームプランニングをよりやさしく確実なものにする。(メーカーHP抜粋)


これまでの三浦技研のオーソドックスなスタイルのモデルに比べると遥かに飛距離性能は高い。「やさしさ」をコンセプトにしているだけあって、飛距離性能が高いこと=易しさ と位置付けている事がわかる。


しかも球の飛び方も落ち着いており、暴力的な飛び方ではない。

プロの競技レベルでもコントロール性を犠牲にすることなく高い飛距離性能を維持している。これはショートアイアンからロングアイアンまで全般に関して変わらない。

さすがは三浦技研と言える。バランスの悪いモデルを設計することはない。

番手間の距離も、ショートアイアンで若干開いているいる他はほぼ一定であり評価に値する。




三浦技研が定義する「やさしい道具」とは、結果を無理に矯正するものではなく、ゴルファー本来の能力を引き出す手助けをするクラブだという。このPPに関してはまさにその定義が当てはまる。

やさしいといっても、ミスをすれば誰でもその違いを実感できるし、例えばフックを打ちたいときにイメージ通りの球筋を打つことが出来る能力のあるクラブがこのPPと言える。

ただ、俗に言うところのあからさまなミスを補正してくれる能力は併せ持っていない。

ボールの捕まり具合は普通〜若干良い程度。



前述したように、オーソドックスな設計を踏襲しているだけあって操作性は高い。フック、スライス、高い球、低い球とどんな要求にもしっかり反応してくれる。

プロスタッフの試打でも、他のアイアンに比べてバランスの良さが際立ち、夢中になったスタッフが大幅に時間を延長したほど。


はじめバックフェースを観察した時、こんなにオーソドックスな構えやすさをもつモデルだとは思えなかった。どこにでもある普通のバックフェースデザインであり、特に他のモデルに比べて大きな差異は感じられなかったからである。むしろ三浦技研らしい威風堂々といったオーラは発していなかったように思う。

しかし実際に構えてみると、ネック周りからトップブレードのライン、グースの程度、ヘッド形状そのものが、まさに三浦モデルであることの証明を演繹的に示していた。三浦技研のアイアンは、一度使ったら離れられない。これこそが「神の手」と言わしめた所以なのではないだろうか。


俗に言う軟鉄鍛造のマイルドな打感そのもので、ケチのつけようもない。

大手メーカーの中には軟鉄でもヘッド形状や鉄の密度から来る独特の硬さをもつモデルもあるが、このアイアンに限ってはその心配もなさそうである。

スイートスポットのど真ん中で打つとより柔らかく、意図的にスコアライン2本ほど下でヒットしてボールの高さを抑えてみると、よりしっかりした手ごたえでボールの回転と高さをコントロールできる。


クラフトモデルなのでもちろんあらゆるスチールシャフト、カーボンシャフトが装着可能である。飛距離性能とオーソドックスなヘッド特性から考えてもヘッドスピードの制限は受けない。

むしろどれだけ真摯にゴルフと向き合うのかによるだろう。

バランスがよく基本性能が高いモデルであるがゆえに、性能を引き出すためには継続的な練習が必要だからである。



オーソドックスなスチールシャフトに関しては、ダイナミックゴールド、NSプロで問題ないだろう。

カーボンシャフトに関しては現在調査中であるので、現時点では推奨しない事とする。

三浦技研のアイアンについては、ネックの内径が細いことがあり、各ショップで再研磨が必要である。詳細な調整が必要なモデルだけに、安売り販売店やオークションなどではなく信頼のおけるショップで購入しないと、不具合が生じたり性能が生かしきれなかったりする。楽天ショップなどで激安販売もされているが、絶対的にお勧め出来ない。どうしても価格帯を抑えたいのならば、ヘッドパーツのみを楽天等で購入し、信頼あるショップに持ち込み、その際にライ、ロフトなども調整してもらうとよい。このクラブはそういうスペシャリティモデルであり、完璧な調整を施すことによって初めてその性能をフルに発揮できるのだから。



前述したように、バックフェースは一見するとどこにでもあるようなデザインで、特に目を引くことはない。

しかしよくよく細部を観察してみると、ディテールまで丁寧に作りこんである事がわかる。サテンの仕上げにしてもフェースとボディのカラーのつなぎ目にしても繊細な仕上がりで、大手メーカーのプロパーモデルでは味わうことの出来ない優越感が溢れてくるだろう。

これはメーカーHPの写真でも確認することが出来ない。実物を見たいところだが、在庫として置いているショップが殆どないことは残念である。









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タイガーウッズがナイキ契約前、実は三浦技研のプロトタイプモデルを使用(ロゴはタイトリスト)していたことは有名な話である。タイガー本人がどうしても三浦技研のアイアンを使用したいがために代理人は三浦技研に足を運び、プロ契約の交渉を行っていたのである。しかし三浦技研は頑として首を縦にふらず、「アイアンを使いたいのならばお客様としてご購入下さい」とはねのけたという。三浦技研とはそういう会社なのだ。

しかしこれこそが「神の手」と言わしめたミウラの理念なのだろう。

アイアンの精度においては一つのヘッドに対して重量誤差は0.5g。遠藤製作所と並び現在日本のみならず世界でも最高峰の技術を誇る。これこそが日本が世界に誇れる鍛造技術であると言えよう。

今回の分析においては、前評判も断トツで高かったモデルだけにもしその性能が取るに足らないものであったならば、その欠点を事細かに読者に周知せざるを得ないと考えていた。しかし、情報収集にもことさらに気を遣い、プロのデータを取り細かく数値計算まで行ったその結果としてはグラフに表れている通りのものであったことをお伝えしたいと思う。

価格帯としても1本18000円前後(スチールシャフト)であり、一般の大手メーカーのモデルと大差ない。

コストパフォーマンスにも極めて優れているこのゴッドハンド三浦を語らずして軟鉄鍛造の何を語れというのか。

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