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X−DRIVE701(BRIDGESTONE)

特徴

新生ツアーステージの名の示す通り、設計開発者がすべてを一から作り直したクラブである。後述するが、ヘッド形状並びに打感など基本性能全てにおいてこれまでのツアーステージを踏襲していない。
アクションスタビリティ設計という概念により901、701、701G、GRすべてにおいて重心点を最適値に設定している。また、おもしろいのはアベレージヒッター向けに設定したGRのみフェースの素材を6AL-4Vチタンを使用しているということくらいである。

飛距離

飛距離性能は、中の上という感じだ。前作と比べてみると、初速は若干速い感触があるがこれは打感が少し硬くなったことによるフィーリングのバイアスであり、最後のボールの伸びが足りない感じだ。
BSがスタンダードスペックとしてラインナップさせているシャフト2種類(ツアーAD EV−6S TOUR DESIGN B09-01w)も分析してみたが、
ツアーAD EV−6S→●ブリヂストン ツアーステージX-DRIVE 701 ドライバーTour AD EV-6シャフト(CARBON)
はシャフトが走ってくれる分飛距離性能は比較的高め。
TOUR DESIGN B09-01wはオーソドックスなしなりを示し、レポートでも飛距離が大幅に伸びたというものはない。

やさしさ

9.5度でシャローフェースだが、実際に構えてみるとフェース面がよく見える。恐らく、リアルロフトは多めだろう。
意外に感じるかもしれないが、いままでのツアーステージの感覚よりもむしろヘッドの弾きで飛距離を稼ぐタイプの部類に入る。一般アマチュアゴルファーにとっては、いままでのツアーステージXシリーズよりも簡単に飛ばせるクラブに仕上がっている。
つかまり具合は良いとも悪いとも言えない。

操作性

BSの主張としてはこの701が一番操作性を重視したスペックということであるが、実際にRatingGateプロスタッフが分析を進めると、意のままに〜という特性は示していないようである。球を打ち分ける技術のある上級者には不満が残るであろう。
どちらかというといろいろな球筋のボールを打つよりも直進性を求めたクラブである。

構えやすさ

まず普通にアドレスに入ってみると、思いのほかヘッドの座りが良かった。昨今の各種メーカのソールデザインはバラエティに富んでいるため座りが悪いモデルも多い中、良く研究されているといえる。そのあたりはさすがと言えようか。
ヘッド形状についてはブリヂストンのホームページに図入りで詳しく解説しているので参考にしてほしい。

打感

先ほども述べたが、従来のツアーステージのドライバーに比べ弾き感が強い。手に来る感触は固く感じ、いままでのツアーステージのユーザーは若干違和感を感じるだろう。
それでも同時発売の他のヘッドモデルに比べれば打感は柔らかいのだが。

適性H/S

X−DRIVE701に関しては、メーカーはRシャフトのスペックをラインナップさせていない。ターゲットゾーンは44m/s〜となるであろうか。
ただ、極端に球の回転数は低くはないので、GRや901のヘッド形状が気に入らないのであれば、低ヘッドスピードでも使用しても何とかなりそうである。

推奨スペック

毎度のことであるが、今回も純正スペック(ツアーデザイン)は飛距離性能の面から優先されるべきではない。試打した中ではツアーAD EV−6Sが比較的相性が良いようである。
また、読者の方からの要望が多いクレイジーシャフトとのスペック構成に関しては、今回は推奨を控えておきたい。最高の性能を発揮できるポテンシャルを見いだせないためである。(基本性能の向上については期待は出来る。)
( 注 BSのその他のスペックについては今回は調査は行っていません。ヘッドの総合性能を分析し、必要性がないと判断しました。)
クラブ性能レーダーチャート
※飛距離の基準について
 H/S 42m/s以下の方
 H/S 43〜46m/sの方
 H/S 47m/s以上の方
Fitting Map
※Fitting Mapでは、各要素のが縦に一直線に並ぶほどバランスが良い設計とみなされます。

総評

BSはどこへ行くのだろう。
今回の701も、バランスは良いもののユーザーの購買意欲を著しく刺激する事はないであろう。
かつて尾崎将司、丸山茂樹などの超ビッグスターを抱えていたあの頃の面影はもはや感じられず、ライバルのダンロップに猛追されるどころか、追い越された感さえ漂う。
ツアーステージがX100を発売し、当時上級者しか使うことを許されなかったあの頃のブランドイメージはどこ吹く風、今では Tour の冠は名ばかりとなってしまった。挙句の果てにはプレミアムスペック(11.5度がラインナップ)まで発売される始末。
思えば初のVシリーズが発売され始めてから少しずつ歯車が狂いだした気がする。アベレージヒッター向けのツアーステージが市場に登場し、ブランドイメージも少しずつ崩れていってしまった。気高い上級者は、上級者しか使えないクラブでなければ魅力を感じないのは言うまでもない。
もう一度ブランドイメージを作り直すことから始めなければ、いつまで経っても状況は変わらないであろう。
余談であるが、ブリヂストンのHPは年々インフォメーションの量が増えていき、ダンロップとは比べ物にならないほど充実している。今モデルについてもグラフや図解を多様し、各モデルを比較しやすいようになっている。
あとは、フラッシュを極力減らすことによってローディング時間を短縮してもらいたい。ユーザーが欲しいのは過度の演出ではなく、的確なインフォメーションなのだから。

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