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ホームドライバーランキング>レガシードライバー2012(キャロウェイゴルフ)

レガシードライバー2012 キャロウェイゴルフ 飛距離性能を落とした アピール先行で実質がついていかない

特徴

発売から高い飛距離性能を武器にヒットモデルを輩出し続ける冠ブランドの2012年モデル。本モデルはトレードカラーを紫に変更しプレミアム感を醸し出すとともに、ターゲット層をかなりアベレージ向けにシフトしてきた。ヘッド重量を重く、なおかつ長尺仕様に設計し、専用シャフトに、メタルミーという新素材を練り込むことによってバランスをD0前後に設定することに成功している。
以下メーカーHP抜粋
インパクト時の運動エネルギーの最大化[IMPACT ENERGY]コンセプト。
熱間鍛造スピードフレームカップフェース / ハイパーボリッククラウンを採用。
構えやすさ、振りやすさを徹底追及。
新開発SPEED METALIX Z シャフト。

飛距離

どうしたことだろう。これまでプロパーの中では高い飛距離性能を誇っていたレガシーが急降下だ。
製品のばらつきが大きく、その中でも平均して反発力が低い。これは飛ばない。
プロスタッフが最初に試打をした時も、見た目も球に勢いが無く、あれっと思って反発係数を測っても平均で1.39程度。ボールの質も軽く、よく上がるが飛距離が伸びない。どのヘッドを使用しても結果は同じ様なものであった。
期待が大きくランキング入りも考慮に入れていただけに拍子抜けしてしまった。

やさしさ

極めて平均的なやさしさ。特にヘッドの補正機能が際立っている訳ではなく、芯を外すとしっかりとしたミスが出ることもある。
この程度なら余計にキャロウェイ独特のヘッド形状にしなくても同じだと思ってしまう。
ボールは若干捕まりにくい程度なので頑固なスライサーは扱えない。フェースはほとんどストレートだがソールすると若干右を向きがち。

操作性

アベレージ向けに設計されていることもあり、決して良いとは言えない。重心深度が小さいわりに球離れが広く、かといって挙動が鈍感という訳ではない。
これまでひたすらに飛距離性能を追求してきた分、その他の要素はかなり犠牲にしてきている。
長所といえばアベレージ用ドライバーにありがちな、極端に左に巻き込みやすいような設計にはなっていないということだろうか。

構えやすさ

フックフェースはほとんど気にならない。ヘッドは丸型と洋梨の中間。これまでのキャロウェイの形状から大きく逸脱してはいないので買い替えの際にもあまり違和感は無いだろう。
ヘッドの座りは悪い。平らな芝の上にソールしてもコロコロと転がって安定しない。

打感

最悪とは言わないが決して良いとも言えない。
ポキーンといった、低いが硬いという言いようのない感覚だが唯一の救いはあまり音自体が大きく無いということ。
慣れればおそらく大丈夫だろうが、フィニッシュで静止姿勢を長く保ち至上の喜びを得るという気にはならなそうである。

適性H/S

体力が平均的、もしくはそれ以下のプレイヤー向けに作られたクラブである、しかしながら何としても飛距離が欲しいという人には勧められない。かといって方向性を優先させたいヒトにも勧められない。
適正ヘッドスピードは41-44m/sとしておこう。それ以上の方はレガシーブラックが適応になる。

推奨スペック

まずクラブのコンセプトとしてヘッドの慣性力(エネルギー)を上げながらカウンターバランスにより重さを感じなくなるように設計されている。この効果を最大限に得るためには専用の純正シャフトであるSPEED METALIX がもっとも効果的であることはいうまでもない。
ただし、この純正シャフトの飛距離性能もびっくりするほど良いという訳ではなく、確かにスイング中、コンセプト通りの動態は見せるものの大きな成果に結びついているとは言えない。
かといってこのコンセプトを理解せず無考慮にリシャフトを行っても良い結果が生まれないだろう。

デザイン性

クラウンはシンプルなブラックだがソールは紫にゴールド。派手過ぎという訳では無いが、趣味の悪い僧侶が身につけそうな袈裟を思い出した。
ゴルフに精通していないアマチュアには恰好よく映るかもしれない。
塗装は比較的丁寧。
クラブ性能レーダーチャート
※飛距離の基準について
 H/S 42m/s以下の方
 H/S 43〜46m/sの方
 H/S 47m/s以上の方
Fitting Map

総評

今回大きく評価を下げてしまったレガシー。このブランドからから飛距離をとったら何が残るというのか。
事実発売時にはかなり好調だった売れ行きも、現在はかなり下降気味で10位程度に低迷している。さらにジャパンゴルフツアーでの使用率もキャロウェイはわずか6%にすぎない。(ゴルフ用品界・定点観測annexより)
広告に経費をかけるよりもまっすぐに前を向いた商品開発に重きをおいてもらいたいものである。本来は底力のあるメーカーのはず、次回作に期待しよう。

ギア情報

キャロウェイゴルフ
レガシードライバー2012
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