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長さ 重量 トルク 調子
Mach Line proto Tour S 1,168 64.0 3.2 先中
Mach Line proto Tour X 1,168 65.0 3.2 先中
Mach Line proto Tour XX 1,168 67.0 3.2 先中





RatingGateでもおなじみとなったNGS社のマッハラインシリーズであるが、こちらもどうやらクレイジー社の対抗馬として開発されているようである。

詳しい製法やコンセプトは明らかにされていないものの、RatingGate読者の分析リクエストが多く、飛距離性能の高さが頻繁に噂されるシャフトの一つである。

メーカーいわく、シャフトの中間部(三点剛性の[C]部分)を硬くして、しなりを抑え、ハジキ感を高めたモデルであり、スイングテンポが速めで、ボールを叩いて打つゴルファー向きとのこと。



マッハラインといえばNGS社の中でも特に飛距離性能を重視したモデルであることは有名である。いつものように、同一のヘッドを使用し、クレイジーやフジクラモトーレなど、飛距離性能が高いとされるモデルとの打ち比べを行い、プロ、アマ問わずにデータを集めた。

その結果は驚くべきことに、ハードヒッターに対しては全く遜色がないほど素晴らしい飛距離性能を記録した。球筋としては力強く、重い球で鉛のようにゴルフボールを運んでいく。ボールの捕まりが良いので右に逃す悪い癖があるプレイヤーにとっても大きく飛距離が伸びる可能性がある。

ボールを弾いて行く感覚で、打感もクレイジーやファイヤーエクスプレスよりも若干硬いが、この値段でこの性能という意味であればこのシャフトがNo1である。

不思議な感覚なのだが、シャフト自体のレスポンスは少しトゲトゲしい。感覚としてはスピーダーの553や555に近いかもしれない。それにもかかわらずスピン量は少なくボールの推進力は大きい。

ただ、一点注意が必要なのは、シャフト自体がためを作る動きは一切してくれない。ダウンスイングでコックを振りほどいてしまうタイプのプレイヤーが打つと、ヒョロヒョロと力ない球となる。SシャフトがXXのように感じてしまうだろう。



フレックスは中程度〜若干柔らかめなので注意が必要である。ただ、若干のオーバースペックでも飛距離が落ちることはない。

また、ヘッドの先が良く動き、トルクも数値よりきつく感じる。やはり上級者でスイングによってシャフトをしならせないと、オートマチックに仕事をしてくれそうもない。

ボールのつかまりは中程度〜若干良い程度。



フェース向きも、ダウンスイングにおけるヘッドの位置も、スイング中に逐一シャフトが教えてくれる。上級者が嫌がるタイムラグが少ないので当然操作性も良い。プロのレベルでも全く問題ないだろう。

ヘッドを押していくことは苦手。また女子プロのようにシャフトを大きくしならせて出来るだけスイングの弧を大きく保ち飛距離を伸ばしていくタイプのシャフトでもない。



トップからの切り返しではシャフトの先中の一点がしなるがそれがインパクトに向けて一気に駆け抜けるといった感じである。前述したがシャープなしなり戻りとインパクトの感覚があり、インパクトでブルンといったヘッドのねじれを体感したい人には不向きである。

シャフト自体の重量感もかなりあるのに対してこれだけレスポンスの良いシャフトも珍しい。



絶対的にある程度のヘッドスピードが必要。最低でもSフレックスで44m/sは欲しいところである。Xフレックスであれば47m/s〜となる。

ただ、若干オーバースペックの方がロースピンの弾道になりやすい事もあり、XXまで設定があるのは嬉しいところ。




切り返しでシャフトをしならせることが出来る人、リストワークの大きい人でも十分使用出来る半面、大きくゆったりふるタイプの人はフレックスを一つ抑えた方が良い結果になりやすい。

前述したとおり、初心者やコックリリースの早い人は避けた方が無難。

プロや研修生にも試して欲しいシャフトであるが、ディアマナやファイヤーエクスプレスの感覚が好きであるならばお薦め出来ない。









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NGSには毎度驚かされてきたが、今回もRatingGate掲示板の噂は大きく飛び火しそうである。結論から言うと極めてコストパフォーマンスの高い、高性能モデルと言える。製法や素材など、詳しくを明かさないNGSだが、その性能は間違いない。

実際にRatingGateプロスタッフの一人もエースドライバーとして使用しているヘッドに装着しているのはこのマッハラインPROTO TOUR である。


3点計測法を開発したNGSの技術力はこのメーカーの大きな武器だ。どんな高性能のシャフトでも出来るだけ近い数値に真似出来るだけではなく、さらに弱点を補填までしてしまう。

日本国内で地クラブならぬ地シャフトのうちの数多くは実はこのNGS社のOEM商品である。その中には飛距離性能を最大限に発揮させたドラコンシャフトから、日本屈指のクラブ製作所のEPONが指定したアイアン用シャフトまで多岐に渡る。

決して表舞台に出て来ないが、日本のゴルフの基底を支えているのはこういうメーカーなのかもしれない。



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