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 MP CRAFT T1 R1 


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T1スペック
ヘッド素材 フェース部/鍛流チタン(Ti-4.5Al-2Mo-1.6V)鍛造、クラウン部/β系チタン合金(Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al)鍛造
ソール部/チタン合金(KS120)鍛造、ネック部/純チタン鍛造、インナーウエイト/純チタン
バックウエイト部/ステンレススチール(SUS630)ビス+アルミ合金プレート
ロフト角(°) 8.5 9.5 10.5
ライ角(°) 58
フェース角(°) 0.5オープン
ヘッド体積(cc) 460
クラブ長さ(インチ) 45.0
ラインナップ/バランス
QUAD 7 (S) 特注 D1・D2 特注
QUAD 6 (S) 特注 D1・D2 D1・D2




R1スペック
ロフト角(°) 8.5 9.5 10.5
ライ角(°) 59
フェース角(°) 0
ヘッド体積(cc) 460
クラブ長さ(インチ) 45.5
ラインナップ/バランス
QUAD 6 (S) 特注 D1・D2 D1・D2
QUAD 6 (SR) 特注 特注 D1・D2


ミズノが継続的に発売しつづけているMPブランドの最新モデルで、シャローフェースモデルのR1とディープフェースモデルのT1モデルをラインナップさせている。

純正シャフトはミズノオリジナルのQUAD 7 もしくはQUAD 6 バットスタンダード であり、カラフルでありながらセンスが良い。

ヘッドの方は、特に新しい機能は見当たらないが、オーソドックスな作りでT1、R1の製法上の違いはないものの、ヘッド形状は大きく異なり当然ヘッド特性も全く違う。



T1、R1ともにヘッド自体の飛距離性能は並程度。他メーカーと比べて大きく性能を損なうこともないが、特筆して飛ぶということも決してない。

ミズノ300Sのようなかつての伝説はこのヘッドでは作ることはできない。

球の質、初速ともに全てにおいて平均的な仕上がりとなった。



まずこの2つのヘッドは特性が大きく異なり、同じMPシリーズのカテゴリーとして分類するのも躊躇してしまうほど。

T1はとにかくボールが上がらないので、ヘッドスピードがかなり速くないと長所を生かしきれない。

対してR1はボールの打ちだし角、回転数共に極端に高く、ハードヒッターが少し本気で打つと、天まで届くような弾道になってしまう。

やさしさという意味では断然R1ではあるが、安心して振りぬけるという訳でもなく、慣性モーメントの大きさよりも、ヘッド挙動の鈍さが目立ってしまう。

ちなみに捕まりが良いのはR1ではあるが、どんなスライサーでもボールを捕まえるという特性ではなく、若干捕まりが良い程度。




T1に関してはヘッド自体は操作性良好。スイングに応じて様々な球を打ち分けられる。これはミズノの十八番とも言える。ボールの食いつきも良く、ヘッドを押す感覚が残る。また低い球も打ちやすい。

R1は、ボールの質が軽く、T1に比べると上級者にはコントロールしづらいだろう。しかし、初級者用のヘッドとは違って、操作不能という訳でもなく、慣れればそれなりに使いこなせるレベルではある。低い球は苦手。



今回目を引いたのは、R1のフェース角。

高慣性モーメントモデルはヘッドの重心距離が長くなりヘッドの捕まりが悪くなる。

それを補正する為にフックフェースになってしまう事が多いのだが、このR1に関して言えば、フェース角は9.5度でほぼストレート、10.5度でも若干のフックフェースに抑えられ、すこぶる構えやすい。


ライ角を3種類から選べる事も大きな魅力であり、構えやすさにアドバンテージをもたらす。ただヘッド形状は美しいとは言えない。

T1に関してはレポートは高評価のものばかりで、さすがはミズノと言わざるを得ない。

投影された形状やネック部分、フェースとの接合部に至るまで、日本的な美しさが漂う。





ミズノと言えば打感には定評があるが、今回も又高評価が出そろった。特にT1に関しては柔らかく、打球音も低めでありスイートスポットに当たった時のマイルド感と、一本芯の通った瑞々しさは日本の現存するドライバーの中ではトップクラス。上級者揃いのT1ユーザーを考えればストライクど真ん中といった様相。

R1はT1と製法が同じではあるが、ヘッド形状の違いに起因する音の濁りはやむを得ないといったところか。ドラム缶を叩いたような不協和音が少し混じるが、それでも総じて高評価のレポートが揃った。



気をつけなければならないのはT1とR1のターゲットゾーンが全く異なるという点。T1はかなりのハードヒッターでなければ良さは見えてこないだろう。
目安としては9.5度でヘッドスピード46m/s以上は欲しい。

R1はアベレージヘッドスピードのスインガー向けに作られており、高ヘッドスピードのヒッターでは完全にアンダースペック。
目安は9.5度でヘッドスピード41〜45m/s。



まず、純正シャフトのQUAD6、7であるが、残念ながら完成度は高くない。

ミズノのシャフトはなかなかヘッドに性能が追い付いてこないのが現状で、ヘッドの良さを相殺してしまう。先中調子といいながらセンターの剛性が低く、実際に振った感覚とタイムラグが出てしまっている。上級者であればあるほど嫌がる感覚とも言える。

ただ、ミズノはフィッティングが充実しているので、カスタムフィッティングを受け純正シャフトを選択しなければ良いだけの話である。

メーカーに問い合わせればスペックについてのアドバイスは受ける事が出来るだろう。

また購入時にライ角も設定出来ることもお忘れなく。衝動的に購入したりしないように注意したい。









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今までのMPシリーズの良さを踏襲しているのは断然ディープフェースのT1である。操作性、打感は文句のつけようがない。

R1はMPシリーズの変異した亜種といっても良い。ミズノの意図としては、これまでのMPの長所である打感、操作性を保ちながらも高慣性モーメントタイプに傾倒させようと考えたのであろう。しかし結果としては何とも中途半端なモデルとなってしまった。

R1の特性を簡潔に示すと、上級者に嫌われまいと無理した高慣性モーメントモデルと言うことができる。

しかし、T1とR1に関して同じ9.5度モデルでもボールの高さは倍以上も違うというのは驚きであり、販売店の店員がしっかりとした知識を持って接客に当たらなければ、ユーザーがスペックのミスマッチを起こしてしまう事は容易に想像出来る。

また、ライ角を3種類から設定できるのに対し、ゴルフショップの店頭ではスタンダードセッティングしか並ばないので、もし客がスペックについて悩んでいる時に店員が店頭にないはずのライ角のモデルについて触れ、薦めるような事があれば、その店員は誠意のある対応を取っているという事になる。その反対もまたしかり。ユーザーも自己で知識武装をしなければいけない。

ちなみにミズノは今年からご自慢のフィッティングシステムをさらに進化させた「シャフトオプティマイザーシステム」を展開している。人体の電位までも測定してスイング解析を行いデータ化したというもので、こちらは完全予約制、有料化ということである。フィッティングによるカスタムクラブの成約率が65%を超え好調であるということからさらに顧客の取り込み、ネット売買を食い止めようという意図であろう。専門のミズノlフィッターズは全国に156店舗あるので、興味のあるミズノフリークの方は一度フィッティングを受けてみるのも面白い。
                         


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