HOMEランキング・ドライバー部門テーラーメイド  r7 460 TP

 テーラーメイド
 r7 460 TP


シャフト RE*AX 75 TP RE*AX 65 TP RE*AX 55 TP
フレックス X S X S S R
クラブ重量(g) 332 330 320 318 311 308
シャフト重量(g) 75 75 65 65 55 55
トルク 2.5 2.5 2.8 2.8 3.5 3.5
バランス D3 D3 D2 D2 D1 D1
キックポイント
グリップ TV60 RED CP


ヘッド素材/フェース素材 6-4 ti / 6-4 ti
ロフト角(°) 8.5 9.5 10.5
フェース角(°)
ライ角(°) 59
ヘッド体積(cc) 460
長さ(インチ) RE*AX 75 TP 44.75
RE*AX 65 TP
RE*AX 55 TP
・最安値ショップ
テーラーメイド r7 460 TP ドライバーRE*AX 75 TPカーボンシャフトモデル




上級者向けのr7 425TPをよりやさしく飛ばせるように規制ぎりぎりの460ccまでボアアップさせたr7 460TP。飛距離性能も今時の低反発ドライバーの中では高い部類に入るだろう。

少なくとも廉価版のr7 460よりも基本性能ははるかに上である。若干ヘッドスピードが遅いプレイヤーが使用しても、TPだからと言って飛距離性能が低下する事も無く、よく研究されている。むしろH/S45m/s前後のプレイヤーに相性が良いだろう。ボールが上がりやすいのでアンダースペックだとボールの質が軽くなる傾向がある。

トーナメントプレイヤー並みのヘッドスピードを持つプレイヤーであれば、飛距離性能だけ見ればr7 425TPをお勧めするが、どちらにしても及第点を与えることができる。


やさしさについてもr7 425TPよりもスイートスポットが広く、より扱いやすくなっている。初代のr7を購入して、スイートスポットの小ささにてこずった人も多いだろうが、こちらはTPでも明らかにやさしさは向上している。どちらかというと左を嫌うプレイヤーには不向きな設定。(バランスの位置を移動することで多少は改善される)

操作性であるが、当然425TPよりは大きく劣る。やさしさが向上した分、鈍感さも増し、自分でボールの回転を細かく操作できるモデルではない。純正シャフトのトルクをかなり絞った設定になっているのは、少しでも鈍感さを改善しようという意図からだろう。それでもやはりまだシャープとはいい難く、テクニカルなショットは苦手。

r7 425 に比べて、ほんの少しフックフェースに見えるが、気になるほどではない。構えた感じはかなり大きく感じるので、やはりやさしいイメージを前面に押し出したいというメーカーの意図が随所に見え隠れする。テーラーメイドのクラブの構えやすさは以前から定評があり、例え初心者向けのモデルでもオーソドックスな顔つきから外れたことは殆ど無い。いつもどおりのプラス評価である。


r7 425 TPと同じく、打感でマイナス評価を付けたプロスタッフは一人もいなかった。適度な柔らかさと金属音は、上級者から初級者まで満足できる完成度である。メーカーのカタログ、HP等では特に打感に関して言及されていないのが不思議。



前述したが、ヘッドスピードの速いプレイヤーが飛距離を最優先にするならば425TPを推奨する。従って、460TPをお勧めするのは、多少ヘッドスピードの遅めな中級者〜上級者、もしくはヘッドスピードは速いが方向性に難のある人であろう。明らかに425TPとは設計からターゲットを差別化している。

RE*AX TP しかメーカー標準スペックで装備されていないのは残念である。確かに癖が少なく標準的なシャフトであるが、やはりスイングはプレイヤーによって千差万別なのであるから、標準スペックの他に付け加えるべきであろう。

リシャフトするのであれば、以下の点を参考にされたし。


球の高さを抑えたい   フジクラ ZCOM BWシリーズ NGS マッハラインPROシリーズ

球の捕まりを抑えたい  グラファイトデザイン TOUR−AD I-65

弾き感を強く       フジクラ ROMBAXシリーズ











お問い合わせ


情報提供

・最安値ショップ
テーラーメイド r7 460 TP ドライバーRE*AX 75 TPカーボンシャフトモデル






r7 460TPは、一言で言うとバランスの良いクラブである。ターゲットは簡単にゴルフをしたい中〜上級者。初心者でもこれから豊富に練習量を確保できる方にはお勧めできる。これからの時代はプロが競技で使用するようなモデルでもアマチュアが打ちこなせるようになるだろう。
決してTPだからといって上級者しか使用できないというわけではない。

r7 460 (TPでないモデル)に関しては、RatingGateでは言及できないほどの低評価であったが、同じブランド名でここまで大幅に性能に差異が認められるの珍しい。

なお、テーラーメイドは、アフターサービスという件では日本中のどのメーカーよりも柔軟に対応してくれる企業である。例えばヘッドが通常の使用で破損した場合では、例え中古ショップで購入したとしても場合によっては交換を保証してくれる。誠実で確固たる企業理念が背景にあるのだろう。大手メーカーの中では珍しいが本来の企業とはこうあるべきだと思う。


Copyright(C) RatingGate  All Rights Reserved