HOMEランキング・ドライバー部門 r7 XR (高反発モデル)

 テーラーメイド
 r7 XR 高反発モデル





ロフト角 9.5 10.5 11.5
ライ角 59 59 59
ヘッド体積 440 440 440
レングス 45/46 45/46 45/46
TLCカートリッジ トゥ側2g×1/ヒール側12g×1個


フレックス クラブ重量
(g)
トルク バランス キックポイント
45
インチ
S 301 4.3 D0
SR 297 4.6 D0
R 293 5.1 C9
46
インチ
S 302 4.3 D4
SR 298 4.6 D4
R 294 5.1 D3



テーラーメイドの最後の高反発モデル、r7XRドライバーはあくまで飛ばしにこだわった設計となっているが、高反発としての飛距離性能としては特筆すべきものはなく、いたって普通の高反発クラブの飛距離性能であると言わざるを得ない。

球離れも高反発にしては遅めでシャフトもオーソドックスな仕上がり。ボールは高く上がりやすくスピン量が多めであり、誰でも簡単に飛距離が伸びるとはいかなそうである。

印象としては強く振れば振るほど飛ばなくなり、軽く振れば振るほど飛距離を伸ばしてくれそうである。つまり腹八部でゆったりと振っていった時にクラブの性能を発揮できる。


前作のr7quadよりもより大きく、さらにシャローフェースになっているので、見た目は460ccにも勝るとも劣らない。一言でいうと気軽に打てる簡単なクラブである。スイートスポットはr7とは比べ物にならないほど大きく、特にボールの上がりにくいプレイヤーには気持ちよく振りぬける。(r7がスイートスポットが小さすぎたとも言えなくもないが)

唯一、フックフェースの割りに球の捕まりは良くないので、スライサーには不向きであろう。


ヘッドの挙動は鈍く、トルクが太いシャフトを入れると右へのスライスが多くなる。r7に顕著だったシャープさは微塵も感じられないので当然操作性も良くはない。46インチモデルを打った試打レポートではさらにその傾向が強くなるようである。


残念ながら元々右に開きやすいヘッド特性を持ち、それを修正する為にフックフェースにしてさらにライ角をアップライトに設定している。構えてみるといかにも左に飛びそう。しかし実際に打ってみるとそれでようやくまっすぐ飛び出す感じである。球の打ち出しを左に出すフェードヒッターのレポートは殆どがマイナス評価であった。


新しい r7 460はぼこっとした一部のプレイヤーにしか受け入れられないような柔らかさがあるが、こちらはいたって普通の打感と打球音。ただターゲットが低ヘッドスピード層の人ならば、もう少し金属音が強くても良い気はする。少し硬めのディスタンスタイプのボールを使用する場合に合わせて設計されているのだろうか。



シャフトは柔らかめでボールは良くあがりクラブ重量も軽めなので、明らかに低ヘッドスピード層のプレイヤー向きである。45m/sを超えてくるとスピン量が3000〜3500回転まで上がってしまうので不向き。後はリシャフトでボールの高さを抑えるしかない。


純正シャフトは癖がなくオーソドックスなスペックだがここでは一番多い症状であろう比較的ヘッドスピードの速い人が[ボールが上がり過ぎで右にふける]を想定すると、お勧めするのは Tour AD M-75。若しくはアルディラNV65などもお勧め。









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r7 XR ドライバー【標準シャフト】M.A.S.7 XR PLUS






2005年度のPGAツアーでは高い使用率を誇り、常に指示し続けられてきたr7シリーズも年月と共にターゲットが細分化されてきており、こちらのr7 XRドライバーは明らかにアベレージヒッター向けのスペックとなっている。テーラーメイドの2006年クラブカタログには唯一高反発モデルとしてXRが掲載されている。

低反発化に向かう流れの中で、恐らくこれがテーラーメイドの最後の高反発ドライバーになるだろう。このr7XRは、前述のように、フックフェースだが球の捕まりが良くないといった多少癖のある特性を持つので、購入の際には自身のスイングに合っているのか、最新の注意を払いたい。

なお、グラフではコストパフォーマンスを標準値の5に設定しているが、これはクラブが発売当初の数値であり、現在ショップによっては価格が下降傾向にあり、比較的廉価で購入が可能となっていることを付け加えたい。


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