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RYOMA ゴルフ D-1 
V-SPEC PREMIA


価格情報



PREMIA
素材/製法
高強度チタン合金TDX/鍛造(一部精密鋳造)
仕上げ
ゴールドIP/クリスタルブラウンブラック
ロフト角(°)
8.5
9.5
10.5
11.5
ライ角(°)
60
フェース角(°)
0
+0.5
+1
ヘッド体積(cc)
460




V-SPEC
素材/製法
高強度チタン合金TDW/鍛造(一部精密鋳造)
仕上げ
ブラックIP/メタリックシャインブラック
ロフト角(°)
8.5
9.5
10.5
ライ角(°)
59
フェース角(°)
-0.5
-0.5 
0
ヘッド体積(cc)
460




クラブの開発に7年以上を費やしたというRYOMAGOLFの力作。各地でその高い飛距離性能が話題に上った。

まず、何と言ってもその大きな特徴は高強度チタン合金とタマゴ型モノコック構造によって、クラウン・サイド・ソールにわたるボディ全周部の 90% を常識を超える薄さ 0.35mm で形成したこと。
このボディ板厚は、一般的なチタンヘッドの 1/2以下で、RYOMAGOLFの広報担当者によるとその薄さはなんとコピー用紙3枚分だという。

また、DSIテクノロジーによってボールがよくつぶれて反発係数が向上しているという。これはRYOMAGOLFのHPで動画が配信されているので是非ご覧頂きたいところ。ただしどうしてボールがよくつぶれるのかは説明がないので理系の方はフラストレーションがたまるかも知れない。

さらにはパワーブースターという機能の慣性エネルギーと高弾性ボディとのマッチングによって、初速が最大で1.6m/s向上するとのこと。



現行の日本のドライバーの中でも最も飛ぶ部類に入る。特に球の推進力は凄まじく、浮力と重力が釣り合ったまま前に進みなかなか落ちてこない。

正しくインパクトするとその瞬間にヘッドがボールを押さえつけるように挙動し、ボールが重い鉛の球の様になる。ボールが最高点にある時も、地面に落ちる寸前にも、とにかく前に前に進もうとする。

このヘッドは前述したようにクラウンが特別に薄く、かつて一世を風靡したPRGR社のDUOの様に独特のたわみ方をするのだろう。

発売してから間もなく、RYOMAが飛ぶという噂はちらほらと耳にするようになった。信じられないような報告もありギミックだろうと考えていたが、反発係数が規制された今でもまだまだ飛距離は伸びるのだと実感させてくれたヘッドでありもうこれ以上飛距離が伸びないだろうと考えていた人でもまだクラブによって何ヤードも稼げる可能性を示してくれている。

テレビ番組でも読売巨人軍の原辰徳氏が石川遼プロを何度も大きくオーバードライブする姿を見た読者の方もおられるだろう。その時に原氏が使用していたドライバーがこのD-1なのだ。



特別にスイートスポットが大きいという事はない。ヒール側に当たると途端にヘッドはバランスを崩し大きく左に打ち出し角度を変える。

また特に重心深度が深くも感じない。V-SpecはもちろんPREMIAでもオートマチックな易しさは感じられない。ボールの捕まりは良い。



球の食いつきが良くインパクトの形をイメージしてラインを出しやすい。通常モデル、V-Spec共に打ち出し角度が極端に高くないので上級者が好む落ち着いた球筋になりやすい。PREMIAは若干打ち出しが高くなるがそれはもちろんローヘッドスピード層を考慮しての設計。

唯一の難はヒールヒットするとヘッドが極端に返りやすい。これは重心距離に起因すると思われるが、ヒール気味にヒットしてフェードボールを狙うプレイヤーには不向きである。

以上の点から、操作性に関する評価は「決して悪くない」としておきたい。どちらかというと上級者よりも初級〜中級者が操作性の良さを実感出来るであろう。


シリーズに関わらず全てのヘッドで顔つきが統一している。フェースの厚さもほぼ変わらず多少変化があるのはフェースアングルと塗装くらいである。

特にV-SPECの顔つきは秀逸で、わずかに右を向いたそのフェースが上級者のフルスイングを真っ正面から受け止めようとする。

構えてみてもオーソドックスな丸型ヘッドでプレイヤーを選ばない。ノーマルのD-1とPREMIAは若干左を向くものの、殆ど気になるものではない。

難点はソールすると少しヘッドの座りが良くないこと。



ライバルとなりうるEPONのAF152などよりも柔らかく、音も少し低めで瑞々しい。

ヘッド自体にボールが吸いつき、ボールを押す感覚が強い。 V-Specでは通常モデルよりも少しソリッド感が出てくる。

スタッフの調査ではプロモデルのスピンタイプボールとの相性が良い。




3スペックでほぼ全てのヘッドスピード層に対応出来る。ただ最も完成度が高いV-SPECとPREMIAは以下の通りである。前述したようにパワーヒッターはカスタムシャフトの装着が不可欠である。

PREMIA   HS 35〜44m/s
V-SPEC   HS 45m/s〜



純正シャフトは万人向けにデザインされておりあまり癖がないもののこのままではヘッドの性能を生かしきれない。どちらのヘッドを選ぶにしても今までプレイヤーが一番フィットすると感じているシャフトを継続して使用しても良い様に思う。V-SPECでもSフレックスしか設定が無いのでハードヒッターは必然的に何かシャフトを自分で選択しなくてはならない。


RatingGateのお勧めは以下の3種である。どのようなヘッドスピードにも対応出来る様にスタッフプロの意見を大きく取り入れてチョイスしたつもりである。特にワクチンコンポとの相性は素晴らしく、シャフトの弾きとヘッドの粘りがプレイヤーに絶妙なフィーリングを与えてくれるに違いない。

コンポジットテクノ 
ファイヤーエクスプレス ファイヤーエクスプレスプロトタイプ

クレイジー
CB46

グラビティゴルフ
ワクチンコンポ


 
今回スタッフの評価が良かったのがこのデザイン性である。これまでのリョーマのような如何にも地クラブと言った泥臭さはなくシンプルかつ洗練されたスマートな印象。

V-Specはより玄人好みに、PREMIAは高級感を適度に持たせてあり、押し付けがましいオシャレ感がない。これなら自信を持って友人にも自慢出来るというものである。塗装も丁寧で特に塗料のはみ出しなども見当たらない。改めてメイドインジャパンの品質を実感した。









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最近はどのヘッドも似たり寄ったりで面白さに欠けていた日本のドライバー市場であるが、RYOMAゴルフは多くの年月を開発費をかけて革新的なヘッドをリリースしてきた。RatingGateのプロスタッフも、ボールの落ち際でここまで勢いが衰えないヘッドはお目にかかったことが無い。

また際立って高い飛距離性能だけが巷で取りざたされているが、実は操作性を求める方にもお勧めできるところがこのヘッドの素晴らしいところである。それも決して上級者だけしか追及できないような操作性ではなく、練習不足のプレイヤーがインパクトの瞬間に手首で小細工するような時にしっかり反応してくれるような易しさがある。

本ヘッドの試打の際、EPON社のヘッドをcontrol(比較対象群)として用いたが、総合性能ではこちらが上と言う結果が出た。どちらも高コストのヘッドであるが、一つ一つの工程の精度を上げるEPON社に比べ、材料を惜しみなく贅沢に用いて斬新な設計を可能にしたRYOMAは、停滞しているヘッドの進化に間違いなく新しい道を作りつつあると言えよう。どうかこれからRYOMAブランドを大切に育てて欲しいものである。

出来ればもっと価格帯を下げてくれればより市場にも浸透するであろうが、工程を考えると無理なのかもしれない。

なお、試打に関してはノーマルのD-1ドライバーも共に試打を行ったが、こちらはV-SPECやPREMIAよりも良い評価が得られなかったために掲載はしないこととした。辛口が売りのRatingGateとは言えどもやはり良い評価を掲載した方が気分が良いものである。


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