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もっとも大きい特徴はSureFitTour(シュアフィットツアー)システムである。ネックに搭載されたジョイントを変化させることでフェード、ドロー、高弾道、中弾道など、16通りの弾道調整を実現するという。これによって弾道を変化させるばかりかシャフトそのものをワンタッチで付け替えることが可能。

またD2とD3の差はヘッドの体積、形状、及び後に説明する弾道の軌道などで、材質や製法などは殆ど変わらず打感や打球音はあまり変化がない。



D2、D3ともにトータルの飛距離性能は決して高くはない。しかし上級者が正しいスイングで最適な入射角でヒット出来た時はしっかりと飛んでくれる、そんな性格のヘッドである。

特にD2はボールの回転数が多めでコントロール性能を重視している。しかしこのヘッドはヘッドのローテーションを極力抑えてレベルブローに打った時は打ち出し角を低くせずにボールの回転数を抑えることが可能で、それが出来た時、最適なスイングをしたとも言える。

良いスイングをすれば良く飛ぶという特徴は当たり前のようで実際はそうでない。癖のある性格のドライバーでは最長不倒距離を稼ぐためにスイングを壊す事も少なくない。その意味ではこの910は設計バランスの良さが際立っている。



誰でもやさしく飛距離を伸ばせるかと問われれば答えは明確に「No」である。ただ、決してミスに敏感なわけではなく、少しのスイングの狂いをカバーしてくれるような易しさをもっている。それはD3よりもD2の方が顕著である。

タイトリストのフラッグシップモデルというと上級者向けのイメージがあるが、決してシングルプレイヤーしか性能を引き出せないというわけではなくこれから練習を積んで行きたいという志のあるプレイヤーにも恩恵を与えてくれるだろう。

D2はボールの打ち出し角は中くらいで回転数は多めとみて良い。D3は若干弾道は低くなる。回転数は同じく多めで落ち着いた球が得意である。



重心距離は大きく感じ、大きなウチワでボールをやさしく運ぶようなイメージが強い。

ただしプロスタッフの中には不思議と操作性を悪く感じた者はいないようで、悪い評価は殆ど上がってこない。それはヘッドがスイング中暴れないこととボールの食いつきが良くインパクトゾーンを長く感じるためらしい。

「これだったら調子が悪くても何とかごまかせるね」というプロスタッフの一人がつぶやいた言葉が全てを物語っているように思う。ただ初級者にはこの感覚は得られないだろう。



D2、D3ともにフェースは開き気味である。例えばノーマルポジションでは計測時マイナス1.5度(D2、試打計測時)であった。捕まりのよいドローポジションにするとストレート〜ややフック程度まで被ってくるがそれでも大きく左を向いているわけではない。

やはり上級者をターゲットにしているのだろう。タイトリストのフラッグシップモデルがフックフェースであったらユーザーはがっかりするであろうからこの設計は妥当と言えよう。

またD3はもちろんのこと、シャロー設計のD2であっても実際に構えた時にソールは地面にほぼ平行に形作られており、ヘッドの座りも良好である。基本性能に加えて細かな設計もぬかりがない。



タイトリスト独特のリキッド感は顕在で、まるで金属をゲルで包んだような柔らかさがある。同時に試打を行ったRAZR HAWK(キャロウェイ社)と比べてもその打感の質の高さは明確であった。

タイトリストHPでは打球音のコンピュータ解析も画像として掲載されている。タイトリストはクラブのトータルバランスを第一に考えており、上級者が打球音を重視することを良く理解しているのだと思う。



当然D2であればローヘッドスピードでも適応になり、D3はある程度パワーヒッターであることが求められる。ボールの上がりやすさ、回転数、リアルロフトから考えるとD2で42〜48m/s D3で45〜m/s程度ではないだろうか。



ボールの吹けやすいプレイヤーはD2は適用外である。球の打ち出し角度よりも回転数が多いと考えた方が良い。

またD2、D3共に例えシュアフィットツアーシステムでボールの捕まりを良いポジションに設定したとしても、極端なスライサーは避けた方が良い。ヘッド自体の特性としてボールは左に行かせづらいからである。

注意点として、純正のモトーレはヘッドの慣性力に対して頼りなく感じる。ある程度のヘッドスピードを持っている人ならばカスタムシャフトがお薦めである。









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910、特にD2においては、「やさしさ」と「操作性」を両立した稀有なモデルであると思う。飛距離性能においては前述したとおり、一発の飛距離を狙うには適さないが、安定性を求める上級者であれば許容できるものであろう。


ただ単にヘッドを小さくして挙動を機敏にし、上級者専用のラベルを張り付けたプロモデルよりはずっのと存在価値は高いのではないだろうか。

タイトリストは本モデル開発時にこれまでの設計を一新した。前モデルまではツアーで戦うプロの要望を取り入れ、ボールの飛球線の最高到達点から地面に落ちる角度を80°前後に設定していた。これはタイト(狭い)なフェアウェイにボールを落とすために出来るだけランを少なくしようと考えていたからである。

ツアーで戦うプロにとってはボールが転がれば転がるほど危険が大きい。

しかしこの910はその角度を30〜35°にした。保守的なタイトリストにしては大きな改革とも言える。ボールのコントロールよりも飛距離性能を重視したのであるが、これがこれまでのタイトリスト愛用者達の心を惹きつけた。

事実これまで飛ばない印象の強かったタイトリストだが、910においては平均かそれ以上の水準まで上がっている。しかも市場でも「飛ぶ」という評判は高く、相変わらず不景気風が吹く中大手メーカーとしては異例のヒット作となった。
 
 


タイトリストはしっかりと前を向いて歩いている。子会社を吸収したり手放したりと色々と忙しいが、このご時世でも安定して良い商品を供給できるのは圧倒的なシェアを持つボール部門が好調であり資金がある程度潤沢にクラブの開発費に投入できるお陰であると推測する。本当に不況に強いのはまっすぐ力強い信念と根強いファンをもつこのようなメーカーなのかもしれない。
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