ウェイトをスライドさせることによって重心を変化させるタイプで、SLDRドライバーの後継という位置づけのモデル。ウェイトが2つになったことで、左右の離れた位置にセパレートして配置出来るようになった。これによりヘッドのローリングを抑え直進性がアップするという仕組みである。
またシャフトの指し方によっても弾道を調整出来る機能も引き続き継続している。テーラーメイドが目指す近未来の多機能ドライバーに着々と近づいている印象がある。
ところがこの機能、ノーマルポジションではフェース角がわずかに左を向いてしまう。またロフト角をLowerにすると、実はソールした時にフェースはノーマルポジションより上を向いてしまう。よってフェースの向きを目標方向に正しく向けて初めてロフトは通常より少なくなるという仕組みである。従って自然にソールしただけでは正しくセットアップ出来ない、非常に座りの悪いヘッドと言わざるを得ない。
飛距離性能としてはごく普通であるが、緻密な設計の成果か比較的ローボールが出やすくプレイヤーの技量を問わずに平均的に飛距離を稼げる。 またこれまで酷評され続けてきた打感の悪さも少しずつ改善されてきており、ただ硬く不快な音から脱却し少しマイルドになってきている。
価格帯は非常に廉価でありユーザーも購入しやすい。→
テーラーメイド R15 460 ドライバー JPモデル
毎回大きな性能の変化はないものの、ユーザーの意見に真摯に耳を傾け常に最先端のテクノロジーを追い求めるテーラーメイド。プレイヤーをワクワクさせるクラブを供給し続けてもらいたい。