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フレックス |
ロフト |
ライ角 |
長さ |
クラブ
重量 |
シャフト
重量 |
バランス |
シャフト
トルク |
キック
ポイント |
S |
9 |
58 |
45.5 |
300 |
58 |
D2 |
4.5 |
先調子 |
S |
10 |
58 |
45.5 |
300 |
58 |
D2 |
4.5 |
先調子 |
S |
11 |
58 |
45.5 |
300 |
58 |
D2 |
4.5 |
先調子 |
SR |
9 |
58 |
45.5 |
294 |
53 |
D1 |
4.7 |
先調子 |
SR |
10 |
58 |
45.5 |
294 |
53 |
D1 |
4.7 |
先調子 |
SR |
11 |
58 |
45.5 |
294 |
53 |
D1 |
4.7 |
先調子 |
R |
9 |
58 |
45.5 |
292 |
51 |
D0 |
5.9 |
先調子 |
R |
10 |
58 |
45.5 |
292 |
51 |
D0 |
5.9 |
先調子 |
R |
11 |
58 |
45.5 |
285 |
51 |
D0 |
5.9 |
先調子 |
R |
13 |
58 |
45.5 |
292 |
51 |
C6 |
5.9 |
先調子 |
W#1 |
460cm3 |
6-2-4-2チタン |
熱間鍛造VFTカップフェース |
カーボン+高比重金属ウェイト |
9, 10, 11, 13 |
58.0 |
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ERC FUSION同様、このERC HOTの飛距離性能は高い。当時ERC FUSIONは開発されると同時にJPGAツアーでの使用率が鰻上りに増え、使用率がNo1になったことがある。マシンテストでもヒューマンテストでも、飛距離性能が一番高いという結果が出たからだ。
その進化版であるERC HOTもその高い飛距離性能は継承されている。オートマチックに最適弾道が得られ、キャロウェイ独自のテクノロジーに裏打ちされた独特の形状が、今まで到達し得なかった飛距離を叩き出してくれる。
実際に弊社プロスタッフが行った試打でも、飛距離性能は高く、容量が大きくなってエネルギー効率が落ちたはずの大容量460ccヘッドから、他のメーカーの及ばない地点までボールを運んでくれた。試打レポートでも飛距離が伸びたという意見が多く、醜いボディと引き換えに、最も大切な要素である高い飛距離性能を手に入れている。
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全身のERC FUSION はヘッド容量が小さく、又スイートスポットも小さかったため、プロプレイヤーが使用すると大きく飛距離を伸ばしたものの、一般アマチュアが使用すると、なかなか芯に当たらず、苦い思いをした。今回はヘッド容量を一気に規制ぎりぎりの460ccまでに引き上げ、スイートスポットの増大に成功している。慣性モーメントも大きく感じられ、やさしさも大きく向上している。
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高反発モデル特有の球離れの速さ、そして大容量ヘッドの鈍さが影響して、お世辞にも操作性は良くないだろう。フェースの向きに忠実にボールが飛んで行き、行き先は球に聞いてくれ的な弾道なので、テクニカルなドライバーを好むプレイヤーには不向き。
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キャロウェイ独自のテクノロジーによって設計されたボディは芸術性のかけらも感じさせない。ホーゼルはとってつけたようだし、体はカメムシのような形状。従って構えてみるとわかるが、これでオーソドックスな構えをとろうすれば、後はもう慣れるしかない。百歩譲ってカーボンとチタンのつなぎ目の段差はどうにかならなかったものか。しかしこの形状ゆえの高性能なのだから、我慢するしかないのだろう。
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打感は前作より改善が見られ、好感触ではあるが、やはりフルチタンにはまだかなわない。しかし、カーボンボディの為極端に悪い打感を予想していたスタッフには少し拍子抜けするくらい、澄んだ打球音であった。カーボン特有の鈍い打球音ではなく、適度な金属音も混じったしっかりした感触である。キャロウェイゴルフの技術力の高さが伺えるプラスポイント。唯一のマイナスポイントは打球音が以上に大きいこと。
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通常のスペックとハードスペックがあるが、お勧めするのはハードスペック。通常スペックはアンダースペックになりやすい。つまり通常スペックはボールが極端に上がりすぎて、飛距離をロスしやすい。ハードスペックでやっとボールの上がり方が平均的になったという感じで、決して上がりづらいという事はない。この2つのスペックにより大きなヘッドスピード層をカバーできるが、それでも47〜8以上になるとアンダースペックになってしまう。
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カーボンボディのドライバーはリシャフトができない為、できれば初めから純正ではなくて、特注シャフトのものをお勧めする。圧倒的に需要が高いと思われるのはディアマナSシリーズであろう。グラファイトデザインの ツアーAD W 60、M−65では前述のヘッド特性を補正できないからである。ただ飛距離を絶対的に重視されるのであればW−60が適当か。しかし人気のあるシャフトをただ入れるだけでは大きなミスの原因になる。
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