HOMEランキング・ドライバー部門GIGA XF-07
 イオンスポーツ
 GIGA XF-07  (SLE適合モデル)






ロフト
F/A ライ
体積
長さ
FLEX シャフト
重量
ヘッド
重量
バランス 全体重量
CPM トルク
10 スクエア 60 460 46 S 44 192 D1 286 232 4.7
SR 43 191 D1 284 225 4.7
R 42 190 D0 282 218 4.9
11 スクエア 60 460 46 S 44 192 D1 286 232 4.7
SR 43 191 D1 284 225 4.7
R 42 190 D0 282 218 4.9

素材・製造
フェース:β系チタン合金(Marvelous Titanium)/精密鍛造
CNC精密Xミーリングボディー:チタン合金(Ti-6Al-4V)/精密鍛造
SLEルール適合モデル CONFORMING TO R&A/USGA SLE RULE







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2005年、2006年の某ゴルフクラブ、クラブオブザイヤーを獲得したイオンスポーツの後継モデル。設計的には飛距離性能を最優先させているのが一目瞭然で、独自の設計により他社メーカーのドライバーと差別化を図っている。

まず46インチの長尺仕様によりヘッドスピードの増大を狙っている。その代わりにヘッド重量を191g前後まで落とし、シャフト自体の重量も40g台まで絞り込んだ。

これにより力のないプレイヤーにも高い飛距離性能を獲得させようというのが大まかな設計の意図のようである。

しかしながら実際の試打では、他社メーカーに比べても大きな飛距離性能の向上は認められなかった。

その理由はシャフト。重量を軽く抑えた設計のためか、ヘッド自体を走らせるという感覚が薄く、極めて静かでキレが無い。US系の安い価格帯のシャフトの様で、シャフトの粘りもあまり感じられない。

特に43m / s以上のプレイヤーが打つと、全く味気なく感じてしまう。


構えた感じは投影面積も程ほどに大きいのだが、46インチという長さのせいで簡単なクラブという印象は薄い。

ヘッド自体の特性はオーソドックスなだけにもったいない感じはするが、独自の設計によってやさしさよりも飛距離性能を優先させているだけに仕方の無いところか。

ヘッドの挙動はシャフトが暴れないこともあって静か。

ボールは特に捕まりが良いという感じはしないので、左を嫌う人にはマッチするだろう。


今回の試打や、スタッフからのレポートで軒並み高評価だったのがこの操作性。価格帯からは考えられない程柔らかい打感で、ボールがヘッドに吸い付いてくれる。ヘッド特性もオーソドックスであるので、上級者になればなるほど扱いやすいだろう。

ただ長尺仕様であることが、マイナスに作用するのは言うまでもない。

またフェースのスコアラインは無いに等しいので、雨の日などはドロップするかもしれない。


普通、長尺ドライバーは、ヘッドが遅れてインパクトを迎えやすいためにフックフェースになっていることが多いが、このドライバーに限ってはフェースアングルはほぼストレートで好感触。

ヘッドをソールしてみてもフェースの向きが変わることは無く、こちらも極めてオーソドックス。

唯一残念であったのはシャフトのカラーリング。長尺仕様のためかグリップ側は太く感じられるのだが、この安っぽいオレンジのツートンカラーによってさらに太く見えてしまう。。

実際に構えてみて欲しい。グリップ側が異様に太く感じるのが確認できるはずだ。


低価格帯にも関わらず、打感は極めて好感触、打球音も不快な金属音とは無縁。

まるで上級者、プロ向けに設計された軟鉄鍛造のヘ高級ヘッドの様である。プロスタッフにも好評であった。

芯に当たった時はこれが金属かと思わんばかりに心地よさと感じることが出来る。サスクワッチやハイボアなどとは両極にあると言える。



まず純正シャフトのフレックスはかなりしっかりしているので注意が必要。発表されている振動数はあてにならない。

お勧めするのはやはりあまり力の無いスインガータイプ。ハードヒッターがボールを叩くと途端にシャフトの性能が追いつかなくなり飛距離が頭打ちになってしまう。



前述の通り、純正シャフトは薦められない。ヘッド自体、オーソドックスな特性なので、是非リシャフトして使用してもらいたい。

お勧めはクワトロテック。同じ長尺使用なので長く作っても通常の範囲でバランスが出てくれるし、静かな特性のヘッドに対してシャフトが仕事をしてくれるだろう。

また通常のレングスで作るならばマッハラインPROTOの7080なども良いだろう。同じく方向性、飛距離アップの両方につながる。またボールの捕まりも良くしてくれるだろう。









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情報提供








ヘッド自体は柔らかく、軟鉄構造の高級ヘッドのような打球音と打感を達成しているのに比べ、シャフトがクラブ自体の性能を定価させてしまっているのは何とももったいない。いくら定価を引き下げても、基本性能まで引き下げたのでは何の意味もなくなってしまう。

クラブレングスやヘッド重量などは独自の設計により奇抜なのだが、ヘッド特性はオーソドックス。あとはシャフトのカラーリングを直せばヒットモデルに転身する可能性もある。

設計も見た目のデザインも独自路線を行くEONスポーツ。最近ではゴルフクラブのみならずインナーウェアなどにも事業を拡大しつつある。

せっかくグランプリを取って認知され始めた新興メーカーなので、色々なジャンルに手を出して失敗したゲージデザインのようにならないように、確実な品質のものを確実に供給していってもらいたい。


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