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ジオテックが可変ウェイトシステム搭載のドライバーとして発売した初代モデルの飛距離性能は、RatingGateスタッフの期待通りの結果をもたらしてくれた。
同社のGPMのように芯に当たった一発を求めるのではなく、ある程度技術のある人はもちろん、そうでない一般のプレイヤーも上げて下ろすだけで最適な弾道と最大飛距離を期待出来る。
特に驚いたのは、弾道の高さとボールの質である。打った瞬間はテンプラではないかと思うほど打ち出し角が高いが、ボールの質は重く、はるか遠いところにポトリと落ちる。熟練のプレイヤーでしか打つことの出来なかった弾道が、こうも簡単に打つことができるのかと、自分の腕を錯覚するようなヘッド性能である。これは練習場のレンジボールではなく、コースボールを打った時に特に顕著に現れるようだ。
スペックさ間違わなければ、誰でも簡単に平均飛距離を伸ばすことが出来よう。アベレージヒッターに限って言えばヘッドか勝手に最大飛距離を提供してくれる。
上級者はより簡単に、初級者でも、クラブヘッドの性能で飛距離を伸ばすことが出来よう。
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スイートスポットも広く、上下のミスにも寛容である。難しいと感じたレポートは殆どなかった。
ヘッド形状では、ボールを捕まえやすく感じるので、特にスライサー、アイアンがグースネックが好きな人には大きな安心感を与えるだろう。反面左を嫌うフッカーは、最初違和感が出るかもしれない。
重心距離が43mm前後と長めなので、ヘッド自体の捕まりはそんなに良くはないはずである。可変ウェイトでコントロールできるのは大きな魅力である。
投影面積は、455ccというヘッド体積の平均的な感じか。ナイキのサスクワッチのように、とにかく大きく感じさせようという意図は感じられない。
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何しろ弾道が高いので、風の下を通すような低い球は苦手。バカーンと打ち上げてポトリと落ちるので、自分でコントロールするという感じは無いだろう。
フェード、ドロー回転に関しては、球離れが遅い分比較的操作性は良い。ただし重心距離が長く、あまり鈍いシャフトを入れると捕まりが悪く手首を大きく使わないとインパクトでフェースが遅れてしまいそうである。
簡単に高弾道低スピンの球ばかりが出てしまうので、上級者は少し物足りないかもしれない。
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ヘッド形状は今までのジオテック460RMの形状をそのまま踏襲している。一見は捕まりの良さそうなヘッドである。
面白いのはヘッドを地面にソールすると、ヘッドが左を向きにくいように設計されていることだ。良く研究されている。これによってストレートに構えやすいばかりかロフトも寝て見えるのでより簡単なイメージになるだろう。またフックフェースは殆ど気にしなくて良い
大手メーカーは捕まりの良さに固執するあまり、このヘッドのような心配りをなおざりにしていると言える。
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前作の450RM、460RMよりは若干硬くなったが、これでようやく標準に戻ったと言える。芯に当たった時はもちろん、芯をはずした時でも適度に柔らかい打感で、心地よいフィーリングを与える。
球の離れもある程度遅いので、操作性の良さにもつながるだろう。
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コースボールを使用したプロプレイヤーによる試打では、フェードボールで45m/s程度までは、吹け上がることは無く、一般的な飛ばし屋といえるレベルまではカバーできる。47m/sを超えてスイングすると、初めて回転数が多くなりすぎて飛距離が頭打ちになった。
もちろんこれはスイングアークとヘッドの入射角が安定したプレイヤーのデータであるが、あまりヘッドスピードの速い人には適用外のヘッドであろう。
GT435RMに関しては、若干ボールは低くなるが、それでも大差は無い。
さらに注目すべきは15度までハイロフトの設定があるため、可変ウェイトを軽いものに変え、軽いシャフトを使用すれば女性でも十分使用可能である。
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ヘッドの特性や、メーカーの相性などからも試打スタッフがほぼ全員一致で、NGSのマッハラインPROTOシリーズを推奨した。
現存する全てのシャフトの中でも際立った飛距離性能を誇り、あらゆるプレイヤーに飛距離アップの恩恵をもたらしてきたシャフトである。
女性が使用する際には、ウェイトを左右2g2gを装填し、マッハラインの3041を入れればオーソドックスな仕上がりとなるだろう。
NGS MachlinePROTO
5350 先が柔らかく手元が固い先調子 シャフトのしなり感があり、ヘッドが返りやすくボールのつかまりが良い
NGS MachlinePROTO 7061 中間部から手元が硬くヘッドの返りが早いタイプ ヘッドは非常に走りやすくボールのつかまりも良い
NGS Machline 3041 シニア、レディース仕様。重量42g前後の超軽量シャフト。 ゆったりと大きくスイングするスインガー向き
※Mach Line PROTOシリーズは、マッハラインシリーズとは別モデル
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