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 ワークスゴルフ
 ハイパーブレード (高反発モデル)









ロフト 角度
1W 9.5度 10.5度
3W 16度
5W 20度
ヘッド 容量
440cm3
180cm3
160cm3
ライ 角
59.5 度
58 度
58.5 度
長さ
45.5インチ
43インチ
42インチ
硬さと バランス
R=C8 SR=D0 S=D2
キック ポイント
中調子
シャフト 素材
ワークテックハイパースティックカーボンシャフト
ハイパー455特殊鋼
総重量
295g〜310g
315g〜355g

ヘッド素材・
製法
SP-700チタンボディ+βチタンフェース
グリップ: オリジナルラバー
重心距離: 40mm
重心深度: 32mm
重心高: 33.8mm



ドラコン=ワークスというイメージが出来上がってしまっているワークス社が、中高年でも飛距離を伸ばす事ができるように設計された2006年モデル。71歳のプレイヤーが316ヤード飛ばしたというふれこみで店頭に並んでいる。

弊社サイトプロスタッフ、ならびにアマチュアエージェンシーの試打では、意見が二分する結果となった。プロスタッフの評価では飛距離性能は通常よりも多少ではあるが高いと言う意見が優勢であったが、アマチュアエージェンシー、特にアベレージクラスのハンデキャップの人達にとってかえって飛距離が落ちたという人も多い。

他社ゴルフサイトのレポートでもハイパーブレードによって飛距離が伸びた人とそうでなかった人がいてつかみどころが無い。一つだけいえることは、クラブを変えるだけで誰でも簡単に飛距離が伸ばせるというものではないと言うこと。



あくまで飛距離性能にこだわったハイパーブレードの容積は440cc。極端に大きくないが明るいカラーリングのせいでヘッドは膨張して見える。ボールのつかまりは良くないのでスライサーには不向きであろう。スイートスポットは容積の割には大きく感じるが、その反面真芯に当たったときでも多少ぼやける感じがする。ワークス社独自のサイクロンフェースの影響だろうか。


球離れが速い超高反発フェースの為、操作性は良いとは言えない。柔らかい打感のお陰で多少は解消されているものの、やはり飛距離最優先という感が強い。



まず明るいレッドのフェースがやたらと目に付く。高級感をかもし出す反面上級者には受け入れられないかもしれない。シャフトも純正のワークテックハイパースティックカーボンシャフトはスキーのストックのようなツートンカラーでいかにもワークスらしいが、市場に受け入れられるかどうかは別問題。
ヘッド形状はオーソドックスだが、レポートのなかに気になる点をピックアップしてみると、フェースライン(構えた時のクラウンとフェースのつなぎ目のライン)
が波をうっているように見える事、フェースの一番先のトゥ側の部分がとんがりすぎているという意見も少なからずあった。細かいことは気にしないで、とにかく飛べば良いのである という設計者の声が聞こえてきそうである。


打感は高反発特有の硬い金属音を予想していたが、実際は柔らかさを含む割とマイルドなもので、これには試打スタッフは少々拍子抜けした。決してマイナスではなく、V01−Rのような安いブリキのおもちゃのような打感から改良されている。プラス評価点であろう。


いくら71歳が316ヤードを飛ばしたからと言って当然の事ながら低ヘッドスピード層のプレイヤーが飛距離を伸ばすことが出来るという証明にはならない。純正スペックだと最軽量でも295g、10.5°であり、280g台が当たり前の昨今のクラブ事情からいうと、ある程度の体力は必要。目安としてはヘッドスピード41m/s以上は欲しいところか。


ワークス社は純正シャフトの開発にも力を入れており、マミヤと共同開発されたシャフトは質の悪いものではない。ドラコン選手権に出場するくらいのヘッドスピードのプレイヤーは当然PENLEYやグラマンなどのドラコン用シャフトを装着する必要があるが、通常のプレイヤーは純正シャフトでも問題は無いだろう。










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【2006年/新商品】ワークスゴルフハイパーブレード高反発ドライバーワークテックハイパースティ...





ワークス社のHPを検索してみると、ハイパーブレードのページでは(その他の殆どのページも同様だが)飛距離に関しての記述のみで、方向性や操作性などに関しては殆ど言及していない。まさに飛距離性能を最重視した設計である。
値段もかなり廉価で、大手メーカーの新製品に比べて2割以上は安いことが多い。ドラコン常連のクラブがこの値段なら・・と触手が伸びてしまいそうな価格帯である。

ワークス社の近年の大躍進は目覚ましいものがあり、ゴルフ界に与えた影響は計り知れない。ジャパンゴルフフェアでもキャンペーンガールを大量に起用し、それだけでゴルフフェアが盛り上がったのは言うまでも無い。

まさに飛距離性能のみをひたすら追求するという極端なほど癖のある経営手法も、マンネリ化したゴルフ業界には良いカンフル剤となるかもしれない。

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