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番手 |
#1 |
#3 |
#5
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#7 |
ロフト角(°)
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9 |
10 |
11 |
12 |
15 |
18 |
21 |
ライ角(°) |
59 |
59 |
60 |
61 |
ヘッド体積 (cc) |
450 |
200 |
160 |
140 |
フェース角 (°) |
-1・±0・+0.5・+1・+1.5・+2 |
クラブ長さ (インチ) |
44・45・45.5 |
42 |
41 |
40 |
トルク |
4.8
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キックポイント |
先調子
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バランス |
L(C3)R-2(C7)R(D0)SR(D1)S(D2)SX(D3) |
クラブ重さ(g) |
45インチ L(275)・R-2(278)R(285)SR(287)S(289) |
*フジクラ製アシリオリジナルシャフト装着時 |
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以前、高反発ドライバーの試打レポートを集計したときに、飛距離は最大限のものを持ちながら、掲載を断念したモデルがあった。それはカムイワークスのカムイアシリ400GOLDという高反発ドライバーで、これにスピーダーの553などを入れると、他の高反発ドライバーなどと比べて、比類ない飛びを実現していた。特に年配のプレイヤーの間で爆発的に噂になっていた。しかし、どうしてもHPに掲載できなかった理由があった。
それは価格。当時のカムイアシリ400GOLD(現在も発売中)は、定価が126,000円と、バカ高く、当HP推奨のシャフトを入れると、さらに高額になってしまう。
専属プロのテストでも、プロゴルファーを沢山抱える某プロショップでも、ヒューマンテストを重ねた結果、大手メーカーのどのクラブよりも飛距離が出ていた。しかしながら、あまりにも高額だった為、一般ユーザーへの配慮や商品を紹介する責任を考えた末、掲載しないほうが良しと考えていた。
しかし、当HPの趣旨は、1ヤードでも遠くへという夢に向かって走るゴルファーを応援するというものであり、読者の希望も多い事から、今回低反発モデル発売をきっかけに、掲載することになった。
今回のカムイアシリシリーズも、やはり飛距離は秀逸。プロスタッフの試打でもヘッドスピード40m/s程度で打ち始めてみると、1球目から高弾道でよく伸びる球が出て、ボールはひしゃげたように飛んでいく。普段は冷静なプロスタッフも驚きの表情を浮かべた。オートマチックに飛距離を伸ばしてくれる。
当HPでは、特にヘッドスピードが42m/s以下の、飛距離が伸びにくい非力なゴルファーにお薦めしたい。初級者、上級者にかかわらずにマッチするだろう。
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前作の400ccクラスのものよりも大幅にスケールアップを図り、慣性モーメントも増大、シャフト次第で極めて簡単に扱えるヘッドである。ヘッドのトゥ寄りで打ってみても、ヘッドがローリングしづらく、上下のミスにも強い。飛距離最重視のシャフト(スピーダー555など)と組むと、さすがに多少方向性が犠牲になるが、ヘッド自体はオーソドックスで癖がないので扱いやすいヘッド特性といえるだろう。
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球離れは低反発にしては速いほうなので、ボールを大きく曲げたりといった芸当は苦手である。また前述したように重心距離も長く感じ、低反発モデルの中ではフェースの向きに忠実に球が出て行くタイプ。どちらにしてもやさしい特性を持つ分、多少操作性は犠牲になっている。
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ヘッド形状はオーソドックスで、地クラブのこだわりが見てとれ、決して冒険的なデザインではない。上級者でも違和感なく構えられるだろう。また全てのカムイワークスの製品に共通の記述になるが、420のヘッド同様450も完全オーダーメイドである。ロフトも0.5度刻みで選択可能。また、フェース角、ライ角、ヘッドカラーまで注文どおりに作成してくれる。つまりはヘッド形状はオーソドックスなので、あとはフックフェースがお好みならそれをチョイスすれば良いのである。お勧めはシャフトのカラーにヘッドカラーを合わせること。デザイン的にも自分だけの満足する一本になる。ノウハウと知識が必要になるので、作成経験の豊富な専門クラフトショップで調整することを強くお勧めする。
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低反発モデルではあるが、極端に柔らかいというイメージは無い。ヘッドスピードの極端に速い人には硬く感じるかもしれない。低ヘッドスピード層の方には心地よい打感と打球音になるだろう。
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あまりヘッドスピードの速いプレイヤーには性能が頭打ちになってしまう可能性がある。やはり一番お勧めするのは35〜42までのプレイヤー。高反発から低反発に移行しても、距離を落としたくない人にお勧めしたい。シニアでも競技会などで充分使用可能だろう。
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これもカムイワークス製品全てに共通するが、店頭においてある製品をそのまま使用してはいけない。前述したように、全てオーダーメイドで作成可能なのだから。フジクラ製のオリジナルシャフトもラインナップされているが、やはりどうせ高額な料金を払って作成するのであれば、自分に一番あっているスペックをチョイスしたい。
スピーダー555は、飛距離最重視スペックだが、やはり方向性に難が残る。このシャフトで作成する人は多少バランスを重めに出すこと。555はバランスが出ていないと極端に硬く感じる。ショップに要相談。
同じく飛距離最重視はNGSのマッハライン5350プロトタイプ。こちらは本当によく飛距離が出る。弾きも強く、555より多少マイルド。しかも比較的低価格が魅力。唯一の欠点は、月産本数が少なく、中々手に入らないこと。
どうしても手打ちになってシャフトがしなってくれない人は、マッハライン3041、ZCOM BWシリーズなどもお勧め。専門ショップとよく相談してみよう。
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