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フレックス |
ロフト
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ライ角 |
長さ
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クラブ
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シャフト
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バランス |
シャフト
トルク |
X |
8 |
58.5 |
44.5 |
318 |
70 |
D2 |
3.2 |
SS |
8 |
58.5 |
44.5 |
314 |
65 |
D1 |
3.4 |
X |
9 |
58.5 |
44.5 |
318 |
70 |
D2 |
3.2 |
SS |
9 |
58.5 |
44.5 |
314 |
65 |
D1 |
3.4 |
S |
9 |
58.5 |
44.5 |
308 |
58 |
D1 |
3.5 |
S |
10 |
58.5 |
44.5 |
308 |
58 |
D1 |
3.5 |
SR |
10 |
58.5 |
44.5 |
306 |
55 |
D0 |
3.8 |
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マグレガーが上級者向けに開発したTOURモデルの飛距離性能は予想に反して秀逸である。先行発売のマグレガーNVG2の飛距離性能の高さはシャフトの性能が一番大きく、それは比較的力の無いスインガー向けに設計されていたため、ヘッドスピードの速いプレイヤー向けには合わないだろうと言うのが弊社試打スタッフ、エージェントの推測であったが、レポートの集計結果は、ヘッド自体の飛距離性能が高いというものであった。
ボールの質が通常のNVG2よりも、重くなるように設計されており、比較的重い、低スピンのボールが打ちやすい。スイングにあった最適シャフトと組み合わせることによって、あくまで低反発モデルの中の話ではあるが、高い飛距離性能を発揮してくれる。
どちらかというと本当の上級者向けではなく、ヘッドスピードは速いが、ボールが吹け上がったり、最適弾道と回転数のボールを打つ技術が無いプレイヤーが使用すると威力を発揮してくれる。その反面、本当の上級者が使用すると、ボールがコントロールしづらいというレポートも多かった。つまりどちらかというと高反発モデルの性質も併せ持っている。
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スイートスポットも大きく、ヘッド容量もしっかりある。また、重心深度はメーカー未発表だがNVG2よりも深く感じる。上級者にはNVG2よりは扱いやすくはなっている。低反発ながら高反発のようにオートマチックな印象を持つ。
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低反発モデルの中では操作性は良くない。どうしてもボールをしっかりと包み込んで運ぶという要素が見当たらないので、本当の上級者で、球筋を自分でコントロールしたいプレイヤーには不向きである。先述したように、高反発的な要素を併せ持つ。ただ重心が深い分、ヘッドが開いて右に飛び出すといった挙動はあまり見当たらない。NVG2のように変にボールがつかまるといったことも無く、オーソドックスな仕様である。
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マックテックのNVシリーズというと、青い面長の特徴的なヘッドでフェースは四角形という独特な形状であったが、こちらはTOURという冠のとおり、オーソドックスな顔つきである。受信距離は相変わらず長いが、深度も深くなっているので、変にボールがつかまるということも無く、良く上級者向けに研究されている。
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打感ははっきり言って悪い。NVG2もそうだが、こればっかりは試打スタッフ、エージェントの評価は散々たるものであった。独特な低いボワンといった不快な音で、これがある限り上級者には指示されにくいだろう。
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メーカーカスタムシャフトにはRからラインナップされており、実はヘッドスピードの遅いプレイヤーにも充分対応可能なヘッドなので、幅広い層のプレイヤーが使用可能である。42、3あれば問題ないだろう。また上は50以下までなら対応できそうである。
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お勧めはメーカーカスタムのディアマナMシリーズ。ヘッドとの相性が良く、高弾道低スピンの飛距離の出るボールが打ちやすい。PTシリーズも距離が出るがこちらはシャフトの特性上コントロールしにくいという意見が多い。純正のシャフトよりも現在はメーカーカスタムシャフトを推奨する。
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