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ハイパーエフェクトゾーンというコンセプトによって最大初速をアップさせようという設計。ホームページやカタログには細かい設計が明示されており、繊細な最新テクノロジーに依存するダイワのカラーが見え隠れしている。
メーカーによるセールスポイントは以下の通り。 オーソドックスな特性を強調しているのが印象的。
- 最大初速をシフトする「ハイパーエフェクトゾーン設計」で飛距離アップ
- 大きすぎない精悍なフォルムで、フィールと操作性を重視
- 立体感があり、力強さを感じさせる黒を基調としたソールデザイン
スペック表
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選択可能ロフト |
表示ロフト9.5度は、9.0度から10度の間、0.25度刻みで指定可能です。 表示ロフト10.5度は、10.25度から11.0度の間、0.25度刻みで指定可能です。
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ライ角度 |
60
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フェイス角度 |
-1.0〜+1.0 °の間で 0.25刻みの指定が可能です
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標準長さ |
45.25インチ
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ヘッド体積 |
460cm3
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製法 |
超精密鍛造製法
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ヘッド素材 |
高強度チタン合金
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反発 |
SLEルール適合
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標準カーボンシャフト
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硬さ
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重量
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トルク
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キックポイント
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Mach Line 7082
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S
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66
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3.2
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先中
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Mach Line 5352
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SR
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56
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4.5
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先中
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Mach Line 3042
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R
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44
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5.7
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先中
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純正シャフトは中元調子であるが、飛距離性能は平均以上。RatingGate専属スタッフによる試打では、純正シャフト、カスタムのRODIOシャフトによるものであったが、どちらも好結果。特に純正シャフトのものは、簡単にこれまでの最大飛距離付近まで到達した。
また、読者レポートに関しても、意外に高評価のものが多く、思いもよらず高い性能を発掘することが出来た。
飛距離性能に対するコストパフォーマンスは大したものである。
ヘッドスピードを段階的にあげてみると、40m/s〜45m/s付近までは順調に飛距離性能が伸びる。それ以上になると、ヘッドスピードに対してクラブ総重量が不足してくる。9度のヘッド自体は球が上がりにくいので、かなりのヘッドスピード層までカバーできるだろう。
ハードヒッターはリシャフト、もしくはカスタムすることでより飛距離を伸ばすことが出来るだろう。
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黒のカラーリングも手伝って、ヘッドの投影面積は決して大きく見えず、見た目は上級者でも緊張感を伴う。
フェースはかなりのディープフェース。球も決して上がりやすいとは言えないので、初心者には不向き。
左右に芯を外して打ってみるとやはり敏感にボールに反応してしまう。逆にいうと上級者が好みそうなヘッド特性で、オーソドックスな印象。
純正スペックに関して、ボールの捕まりは良くない。アベレージモデルのオノフドライバーよりもライ角が2度フラットに設定されているが、見た目の差はもっと大きく感じる。
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操作性に関しては、高評価のものが多く、ディープフェースであることと、ヘッドの特性がオーソドックスなことにより、上級者のニーズにも対応できそうである。
ただし、球の食いつきはあまり良くないので、ミズノやBSのツアーステージのような粘りは見当たらない。
またシャフトも中元調子というのは名ばかりで、どちらかというとヘッドの先が走るので注意が必要。
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まず、アドレスしてソールしてみると、地面にぴたっと吸い付くような座りの良さが印象的である。ソール形状は全く平らではないが、綿密に計算された形状なのであろう。
そしてソールして手を離しても、フェースは完璧に目標方向を向くストレートフェースなのも素晴らしい。少なくとも中級者以上をターゲットにしている事がわかる。
ヘッドは460cだが決して大きくは見えず、またヘッド自体の形状も丸型で極めてオーソドックス。イオンプレーティングによってフェースも黒なので一層引き締まって見える。
これ以上の構えやすさは無い。
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まず、前述した通り、球離れは早い方である。しかし、打感の柔らかさやシャフト特性が影響し、ボールを押しつぶす感触は残している。
打球音は適度な金属音を含みながらも抑え目で、上級者も満足できるだろう。
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シャフトの重量設定が、Rで51g、SRで55g、Sで60gと、約5gの開きがある。
しかし、これではどうしてもハードヒッターには物足りない。その場合は純正カスタムのRODIOをチョイスすることになるが、42000円もの大金を払うならばやはり3大メーカーのシャフトを使用したいというのがユーザーの本音だろう。
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純正シャフトは45m/sまで。それ以上はメーカー特注のRODIOか、リシャフトをお勧めする。
ヘッド自体は癖が無いので、どのシャフトもチョイスしやすいだろう。
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