HOMEランキング・ドライバー部門ナイキゴルフ サスクワッチ+460(高反発)

 ナイキゴルフ
 サスクワッチ+460 ドライバー




フレックス ロフト
ライ角 長さ
クラブ
重量
シャフト
重量
バランス トルク キック
ポイント
S 9.5 61 45.5 301 52 D1 4.4 中調子
R2 10.5 61 45.5 292 46 C9 4.8 中調子
S 10.5 61 45.5 301 52 D1 4.4 中調子
ヘッド素材・製法: フェイス:(NexTi)ネクストチタン、ボディ:6-4チタン/精密鋳造
ヘッド体積: 460
グリップ: クォーターコードグリップ
重心深度: 34.6mm
重心高: 28.2mm
慣性モーメント: 4622gcm2




2005年USツアーではこのナイキサスクワッチ旋風が巻き起こり、現在でもドライバーのクラブ契約をしていないプロが多数使用している。

ただし、こちらの+460は、どちらかというと、ヘッドスピードが遅めのプレイヤー向けにセッティングされている。シャフトのフレックスも表示より柔らかく、ヘッドスピードの遅いアベレージヒッターやシニア、力のある女性などに向いている。

飛距離性能はそのようなプレイヤーには高い。ボールも良くあがり、実際に打つと飛距離が出る。方向性だけでなく飛距離に関してもまた秀逸なクラブである。また無類のやさしさにより、一発の飛距離よりも、平均飛距離が大幅にアップするだろう。ヘッドスピードが速い方は、ボールが上がりすぎ、軽すぎで思ったより前に出ない。



構えやすさをまるっきり無視したこのUFOのようなフォルムは、科学的に裏打ちされた、現時点に存在するクラブの中では最高峰のやさしさを約束する。実際はルール規定ギリギリの460ccながら、構えてみると500ccはあるのではないかという大きさ。ヘッドのどこで打っても殆ど曲がることなく、その守備範囲には舌を巻く。慣性モーメントも異常に大きく感じる。大きなフライパンで打っているような感じ。

やさしさに反比例して操作性はすこぶる悪い。超大型ヘッドは自分の意思とは無関係にフェースの向きに忠実にボールを運び出す。ただターゲットを限定しているのでアベレージの人にはこちらの方が扱いやすいのかも知れない。繊細な感じは全くといっていいほど皆無でとにかく鈍い。当サイトプロスタッフには評判が悪い。特に左右の打ち分けよりも上下の打ち分けが苦手。

構えやすさを全く考慮にいれていないこのフォルムから出る弊害は大きく、いくらヘッドの後方をペインティングしたとしても気休め程度にしか過ぎない。コース上でドライバーを打った後、通常のFWを構えてみると、例外なく小さく感じてしまい不安。このドライバーを使用する人はサスクワッチFWも購入しないといけないのでは?

実際に打ってみると打感は硬く、音はかん高い。何かの楽器を叩いているよう。低反発では若干は抑えられるが、練習場では注目を浴びるかもしれない。これもヘッドの設計からくる弊害だろう。


ヘッドスピードが43以上あるなら、460ツアーに移行したほうが無難。お勧めできるのは、飛距離、方向性と両方をいっぺんに欲しがるアベレージヒッター。そのかわり操作性、構えやすさ、打感など、それ以外の要素には目をつぶらなくてはいけない。

純正のサスクワッチディアマナは、+460と相性の良いシャフト。このクラブに関しては純正シャフトで充分。むしろヘッドにあわせて設計されているのでリシャフトをすると裏目に出ることが多いだろう。
ちなみにサスクワッチディアマナは通常のディアマナとは全く異質のシャフトであるのでご注意。
フレックスは柔らかく、Rシャフトでも実際はAフレックスほどしかない。








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【ナイキNEW MODEL!!】ナイキ サスクワッチ+460ドライバー【高反発モデル】サスクワッチデ...






サスクワッチ+460の基本性能はかなり高く、飛距離も秀逸、方向性に限っていえば最高峰のやさしさを誇る。そのかわりにそれ以外の全ての要素は全く話にならない。ヘッドの形状やシャフトのタイプから考えると、とてもオーソドックスな仕上がりとはいえないので、長く大切に使うクラブではない。どうしても飛距離の欲しい、さらに方向も定まらないアベレージヒッターが、見た目や体裁はどうでもよく、藁にもすがる思いで使用するには良いであろう。ただ、ひとたび飽きるとすぐに手放しそうな感もある。

ナイキというブランドから想像すると、どうしてもシニアのプレイヤーは手が出しづらいかもしれないが、飛距離、方向性ともに秀逸したクラブなので、勇気をだして使用してほしい。また、お薦めするのは若い女性や若い初心者のプレイヤーである。


まさかナイキがごのタイプのクラブを設計するとは夢にも思わなかったが、前回のイグナイトが明らかに失敗したのに比べ、こちらはこれからのナイキの可能性を示唆した好感触が得られた。




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