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クラブ格付け基準











番手
ロフト角
ライ角
重さ
フェイス角
フェイス高
体積
1W
9.5
58
205
0
56
455
1W
10.5
58
205
H0.5
56
455

製法・素材
鋳造/チタン合金【装填品】5.5gスクリュー(中央)、2.5gスクリュー×2個(トウ・ヒール)
仕上
グロスブラック塗装(本体)、ブラックPVD加工(ソール)、サテン(フェイス)

ホーゼル外径
ホーゼル内径
原産国
13.5m/m
8.55m/m
中国

SS高
SS距離
重心深度
重心距離
重心角
M.I(左右)
M.I(上下)
37.2mm
18.1mm
40.2mm
37.7mm
31.5度
4466gcm2
-gcm2

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大ヒットとなったGT455RMの後継機種としては3代目となるモデル。ローヘッドスピード層をターゲットにした原点回帰のコンセプトで巻き返しを図る。

価格も大幅にアップしたが、新機能を随所に盛り込みさらなる総合性能の向上を狙っている。以下メーカーHP抜粋。

全く新しい、「深・重心」設計
圧倒的な飛距離を生み出す、「ヘビーウェイト設計」
超特大スイートエリアで、抜群の安定性能を発揮
3次元CAD設計「スタビリティ・ボディ・コンストラクション」
最適肉厚の設計を可能にした「インベスメントキャスティング」
打感への拘りの「フェイススタビライザー」
打球音への拘りの「ブレイジング」
最適ストレート強弾道を生む「GTスタビライザースクリュー」




ターゲット層が異なるため一概に比較は出来ないが、前作からの高い飛距離性能は比較的維持されている。プロスタッフ(シニア競技プレイヤー)の試打でも自身のクラブ(XXIO2007年モデル)よりも平均で10ヤード程飛んでいた。(クレイジーLY−01使用)

GT455RMに比べると弾道は低く、落ち着いている。ただ、GT455RMのような、どんなスキルのプレイヤーでも一概に飛距離の向上が期待できるというわけではなく、最適なスイングで最適なヘッド軌道を描いた時に飛距離を稼ぐことが出来ると言えばよいだろうか。



前作のSP系と比べるとやさしさは向上しており、特にローヘッドスピード層であればなおさらスポットの広さは実感出来る。

ヘッドスピードが速くなればなるほど芯とそうでないところの区別が付きにくくなるが、これは設計意図に47m/s程度以上のヘッドスピードが考慮されていないのかもしれない。

スイングウェイトを変更も出来るが、ナイキやテーラーメイドのライ角、フェース角を変更出来るモデルのように大幅に球筋をコントロール出来るというものではない。



打感がマイルドで球の食いつきも良好であり、ヘッド形状もオーソドックス、気になる癖はなく操作しやすい。ジオテック社の技術力の高さを物語っている。

低い球、高い球も良く打ち分けられる。GT455SPよりもより簡単にイメージ通りの球を打ちやすい。

唯一、一部の意見では洋ナシ形状のヘッドの視覚的効果によりヘッドをインサイドから入れてフック回転を打つようなイメージが出にくいという評価もあった。



ジオテックのフラッグシップらしく、ディテールまでこだわりが見られる。GT455からSP、このNEWGT455まで少しずつ形状は変化してきてはいるものの、歴代のユーザーには違和感なく構えることが出来る。

ソールも平らに設計されており、座りも申し分ない。勝手にヘッドが左や右を向くこともなかった。

ロフト9.5度でフェース角0度は極めて正確。ロフト10.5度でフェース角+0.5度でも、全く気にならなかった。

難を言えば、ツアーステージのような丸いヘッドが好きなプレイヤーには構えづらいだろう。


前作のSPの打感が硬目であったこともあり、スタッフ全員にはこちらの方がマイルドで高評価であった。打球音としては「バシュッ」といったリキッドな感覚が強い。

ヘッド全体に色々な機能を盛り込んでおり、無論打球音や打感も計算に入れられているようである。ただ、ヘッドの作りが複雑な分だけエネルギー伝達に難があるようで、がっちりとした剛性感にはかける。



ヘッド全体は黒に赤いアクセントが盛り込まれており目を引くデザインである。同社のジオテックMOIと違い、一目見て安っぽさが垣間見えることはない。特に若い年齢層には受けが良かった。


塗装に関しては黒と赤の塗装の境目などに一部雑なところが見受けられる。



前述のとおりヘッドスピードの速い上級者は適応にはならない。クラブの性能を余すことなく発揮できるのは45m/s程度までであろう。

実際のコースを使用しての試打でも、50m/sを超えるプロプレイヤーではいくらシャフトで補正しようとも思ったように飛距離が伸びなかった。

大ヒットモデルのGT455RMよりはボールのあがりも抑えられている。



高い飛距離性能は純正のジオテック社推奨シャフト(GTBLACKSP、XDB)では維持できていない。(コストパフォーマンスは高いが市販のマッハラインやクレイジーなどと比べるとどうしても差が出てしまう。)

また、ヘッド自体が205gと重めであり、飛距離にこだわりたいのならば付属のウェイトを軽めに交換することは必須である。(クレイジーシャフトは重心位置が高いのでこの限りではない。)


塗装の光沢が打つ気をそそられる。 色々なシャフトで最適なスペックを試すもやはりクレイジーの飛距離性能がダントツであった。









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ジオテック社はこれまで高いコストパフォーマンスを提供し続けてきただけに、このNEWGT455の価格設定は残念である。金属の原価が高騰を続ける中、多少の価格上昇は仕方ないのかもしれないが、この不景気の折テーラーメイドをはじめ大手メーカーが軒並み定価を下げた販売戦略をとってきている事を考えると、かつてのお買い得感は影を潜めてしまう。

RatingGateでは毎回毎回この懸念材料を提起してきたが、今回もまた大幅な価格アップとなってしまった。

市場評価が極めて高いR9が5万円程度、RatingGateで話題のハンマードライバーが6万円程度であることを考えると、このクラブはどうしても価格設定に疑問が残ってしまう。

このNEWGT455は、総合的に性能を分析すると塗装が若干雑であることを除いては、バランスが高い次元で維持されている良クラブである。しかしRatingGate読者をはじめ、ジオテックファンが求めているインパクトはこんなものではないと思う。

多種多様なユーザーがいて多種多様なメーカーがある。資本主義の原則に従ってユーザーのニーズを大胆に達成し続けてきたジオテック社だからこそ、圧倒的なコストパフォーマンスの高さを期待しているのだ。多くの大手メーカーの中に埋もれてしまわないことを願うばかりである。


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