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>ミズノ JPX E310
純正シャフトにQuadJPXという4軸シャフトを採用し、さらにシャフトの長さも45インチに加え45.75インチの長尺仕様もラインナップさせ飛距離へのこだわりを随所にちりばめている。実際はSLEルール適合モデルの中では標準的な飛びである。
極端にヘッド自体の飛距離性能が上というわけでは無いが、長尺仕様も手伝って(標準シャフトでも45インチは他のメーカーより若干長め)平均的には優秀な部類に入るだろう。
シャフトも飛距離性能重視型でXXIOやViQよりはしっかりしているが、それでも一昔前のフレックス表示よりは柔らかく感じる。
どちらかというとハードヒッターが腕力で振っていくタイプではなく、スインガーがクラブの重みでゆったり振ると飛距離が伸びる可能性がある。オートマチックに高弾道低スピンの球が打ちやすく、飛距離を伸ばすためには特別な技術は必要でない。同社のMP−003とは対極のクラブであろう。
ヘッド体積が大きくないので、現在の平均的なドライバーよりもずいぶんと小さく感じる。ボールの吸い付きは良いぶんスイングが球筋に大きく影響してくるので、簡単というイメージはない。しかしながら標準シャフトのトルクは大きめに設定されているので、やはり上級者向けというよりは手首がいたづらしてしまう初〜中級者向けのクラブ。またボールのつかまりがよいことも付け加えておこう。
オーソドックスなヘッド特性で、さすが老舗のミズノが製作したクラブである。スイング中、ヘッドやシャフトが変な挙動を見せることは無く、生チタンの効果だろうか、球の吸い付きも絶妙である。よって上級者でも満足できる操作性を持つ。特にヘッドが大きすぎてボールが散らばるプレイヤーには良いだろう。
ミズノのクラブの顔つきは昔から定評があるが、このJPXに関しては今一歩という評価が大半を占めた。特に弊社プロスタッフからの評価は厳しく、まずフェース角が若干フックになっている事と、構えたときに本当に真ん丸で、造形美が感じられない。同時期に発売されたTOURSTAGEのViQと比べて構えてみるとその差は一目瞭然である。(当然ながら好き嫌いにもよるが)
打感に関しては、高評価のレポートが殆ど。生チタンの効果なのかは定かではないが、マイルドでありながらも中にチタンのしっかり感を併せ持つ。ナイスショットした時の好感触は何ともいえない素晴らしいもので、この打感は万人が満足しうるという観点からはTOPクラスのものであろう。
純正のスペックからはSシャフトまでしか無いので、それ以上のプレイヤーは特注シャフト、またはリシャフトが必要。しかし総じてヘッドスピードが速い人は顔つきとつかまりの良さが気になるであろうから、無理してこのクラブを使用するメリットは少ない。やはりアベレージヒッター向け。
あくまで参考としてリシャフトする際の推奨シャフトを掲載した。。
ヘッドスピードの速いプレイヤーが重量感を増やし、左へのひっかけを減らしたい ディアマナSシリーズ ZCOM BW65
アベレージヒッターが、高く上がるヘッド特性を抑えたい ZCOM MW54
上級者が方向性重視でオーソドックスな仕上がりを求める ROMBAX 7V05
※飛距離の基準について
H/S 42m/s以下の方
H/S 43〜46m/sの方
H/S 47m/s以上の方
※Fitting Mapでは、各要素の
が縦に一直線に並ぶほどバランスが良い設計とみなされます。
当初「コクがあるのにキレがある」などとふざけたキャッチフレーズで、消費者の心が掴めるのかと思っていたが、確かにそのフレーズがぴったりはまる打感を実現している。
あくまでボールが高く、つかまりも良いので、当然アベレージヒッター向けのスペックではあるが、顔つき以外は総じてバランスの良いクラブである。その顔つきも慣れてしまえば気にならなくなる程度のものなので、長く使用できるクラブである。
前述したが、シャフトレングスが2種類あるが、やはり推奨するのは45インチのスペックである。45.75インチのモデルはやはりシャフト特性に若干の癖が出てくるので、購入の際は必ず試打することをお勧めする。
またフッカーは左に巻く可能性が高いのでご注意されたし。
ミズノ
JPX E310
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