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>PING GOLF G30
比較的ボールの質は重く、あまり飛行の軌跡が暴れないで前に伸びる。キャリーはあまり期待できないがトータルの飛距離性能はある程度までは確保出来そうである。 ヘッド形状からはエネルギーがダイレクトにボールに伝わる感じはなく、ヘッドの剛性が高いために根こそぎボールを前に運ぶようなフィーリングである。
ピンのGシリーズからの易しさを継承しており直進性は高い。 ヘッドのどこに当たっても飛距離のロスも少なく安定してフェアウェイにボールを運べる。 フェースの上部に当たると極端に回転数が落ちることがあり、元々弾道が低い人は注意が必要である。 ただ弾道調整機能がついていながらノーマルポジションではフェース角もマイナスで、とても捕まりの良いモデルであるとは言えない。
オートマチックな設計である分操作性は良いとは言えないが、ボールが落ち着いているのでコントロールしやすい一面ももつ。 あまりタフなコンディションでなければフック、スライスも十分打つことが可能である。左右のギア効果は比較的良く機能している。
ピンのクラブで打感が良いモデルにはこれまでお目にかかった事がない。当然このモデルについても御多分にもれず硬く、手と耳に負担をかける。 硬いボールとの相性はすこぶる悪くナイスショットしたのに手がしびれる事もあるほど。アメリカ人は、少なくとも日本人にとって重要なファクターである打感に対して何も考えてないのではないのかと疑ってしまう。
ある程度のハードヒッターで細かい事はあまり考えずにガンガン振っていこうという人におすすめ。 反対に繊細なフィーリングを求め、綿密な戦略でゴルフを組み立てたいプレイヤーには不向きである。 純正のSシャフトでも振動数が270cpm以上あり、やはりUS仕様という気がする。
※飛距離の基準について
H/S 42m/s以下の方
H/S 43〜46m/sの方
H/S 47m/s以上の方
※Fitting Mapでは、各要素の
が縦に一直線に並ぶほどバランスが良い設計とみなされます。
このクラブを形容するとすれば「無骨」。打感が硬く、ボールも上がらず捕まらない。純正シャフトもハード。それでもしっかりフィニッシュまで振りきれる人が打てばある程度の飛距離は稼げる。あまり曲げることが出来ないがそれを易しいと思える人は扱いやすいだろう。たまにはこういう肉太なクラブがあっても良いのではないだろうか。 ちなみにスイング中の空気抵抗を減らす目的で設置されたタービュレーターなる新機能はプレイヤーの飛距離を向上させているほどに機能はしていまい。もしヘッドスピードが上がったりヘッドの軌道が安定しているとすればそのデータをメーカーが提示しているはずである。変化があるとすれば明らかに見た目が不細工になったことくらいか。
PING GOLF
G30
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