PRGRが5年の歳月をかけて開発した新コンセプトドライバー。名前にあるとおりロフト角７°で飛距離を伸ばそうと言うモデル。シャフトがオリジナルオリジナルとFUBUKIの2スペックあるが、ロフト角は7°のみ。
「7°を打てるから元気になる」というわけのわからないコンセプト。つまり7°のドライバーを所有している優越感を味わえということなのだろうが、それがプレイヤーの琴線に触れることはないだろう。
ただ、ロフトを立てればインパクト時のエネルギーロスは少なくなる。ボールが上に逃げるエネルギーを直進力に変えられるからである。実際の試打でも、メーカーの主張するとおりミート率は若干だが上昇を認めた。もちろん打ちだし角は低いので飛距離が伸びるかは微妙なところではあるがドロップすることがないようにシャフトや重心によって多くの補正を試みている。
またメーカーではヘッドスピード43m/s以上を推奨しているが、実際は（RatingGate試打）では45m/s以上は欲しいところ。
結論としてはまだ購入には早計だが今後の可能性を予感させてくれるクラブ、まさに「コンセプトクラブ」といって良いだろう。PRGRの独創性はまだ衰えていないようだ。

※Fitting Mapでは、各要素のが縦に一直線に並ぶほどバランスが良い設計とみなされます。