ヤマハのRMXもリコール騒ぎを経てようやく市場に認知されはじめてきた。最新作はヘッドのクラウン、ソール共にたわむデュアルボディを搭載している。
2015年モデルは01、02、TourModelの3ラインナップとなっているが、01、02は共に初心者向けで捕まりが非常に良いモデルである。特に今回試打した02に関してはフェース角0度、ライ角59〜60.5度ながら、よっぽどフェースを開かないとスライス回転にはならない。試打を行った会場ではRatingGateプロスタッフが実際にスライスを打とうと思ってもどうしても左にまっすぐ抜けていった。そういうドライバーである。ネット上の試打ブログなどでは捕まりの良い=良いクラブなどのように書いてあるものが多いが、やはり度を越えた捕まりの良さは上級者にとっては扱いづらいものであることを周知しておきたい。
このドライバーもウェイトやロフト、ライ角の可変モデルであるが、巷に氾濫している可変モデルのように大きく性能を変化させるほどの機能は持ち合わせていない。ヘッドの特徴を損なわない程度の上品な可変システムと言えよう。さらに可変システム搭載モデルにしては非常に打感がソフトである。テーラーメイドなどのがちがちな打感に抵抗のあるプレイヤーは是非試打だけでもしてみると良いだろう。
またこのRMXはヘッドだけでも購入可能でありかなり廉価で販売されている。→
【ヘッド単体】 しかもこれまでの13年モデル、14年モデルのシャフトのスリーブもアフターサービスで装着可能になるので低い出費で最新のヘッドを購入できる。ユーザーの利益を一番に考えたシステムであり評価に値する。