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セイコー
エスヤードGTアイアン |
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アベレージ向けモデルにしてはキャビティもそれほど深くなく、ソールも極端には厚くない。特徴的なものはストロングロフトとシャフトの弾きによる飛距離性能のみで、あとは特筆すべきものはない。
打感はやや硬め。スイートスポットはややヒール寄りにあり、トゥ側でヒットすると途端に球の力がなくなる。
精密時計メーカーのセイコーらしく、設計は極めて複雑であるが、ゴルフに関してはまだまだ後進メーカー。ロゴやバックフェースのデザインはお世辞にもセンスが良いとは言えない。塗装のラメは最低レベル。
大きなマイナスポイントを一つ挙げておこう。バックフェースの塗装はキャディバッグの中で他のクラブと接触することによってすぐに剥げる可能性が高い。高額で購入しても1年ほどで見た目がすぐ古くなってしまう。最近、殆どのメーカーは塗装が剥げても目立たないように、裏地の金属と同色のカラーリングにしたり、塗装でなくプレートをはめ込むことによってユーザーの不利益にならないような工夫をしている。時計メーカーが新規参入した経験値の少なさを露呈する形となった。
価格帯も高く、強く推奨できるモデルではない。
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